初めに
App Serviceにアプリを登録して機能を検証することが多いため、今回はMSが提供しているPythonのサンプルWebアプリをローカルgitを用いてデプロイします。
必要なソフトウェア
- git
- Azure CLI
手順
- Azure PortalからApp Serviceの画面へ移動し、[作成]->[Webアプリ]を選択します
- 以下のように情報を入力し、[確認および作成]をクリックすることでApp Serviceのインスタンスをプロビジョンします
- サブスクリプション: 任意
- リソースグループ: 任意
- インスタンス名: 任意
- 公開: コード
- ランタイムスタック: Python 3.12
- 地域: Japan East
- 価格プラン: 任意(VNet統合が必要な人はBasic)
- ゾーン冗長: 無効
- 他項目: 既定値
- App Serviceの設定画面から[デプロイセンター]へ移動します
- ページ上部の[設定]から[ソース]を[ローカルGit]に選択し、画面上部の[保存]ボタンを押します
- 後で使用するため、ページ上部の[FTPS資格情報]から[ローカルGitユーザー名]と[パスワード]を控えておきます
- 次に、MSがFlaskを用いたサンプルを用意しているので
git clone
でローカルPCにダウンロードしますgit clone https://github.com/Azure-Samples/msdocs-python-flask-webapp-quickstart
- Azureのデプロイ先のリモートリポジトリをローカルPCに追加をするために以下のコマンドを入力します
git remote add azure https://<app-name>.scm.azurewebsites.net/<app-name>.git // <app-name>はApp Serviceに付けた名前
- 以下のコマンドを入力すると、ユーザー名とパスワードを聞かれるため、先ほど控えていた [ローカルGitユーザー名]と[パスワード]を入力することで、アプリがデプロイされます。
git push origin main:master // ローカルのブランチはmainだが、デプロイ先はマスターのため指定が必要
- 今回のアプリがポート5000番で受け付けており標準ではそのポートにアクセスできないため、App Serviceの設定画面から[構成]を選択し、[新しいアプリケーション設定]から以下のように変数を追加します
- 名前: WEBSITES_PORT
- 値: 5000
- App Serviceの既定のドメインにアクセスすることでWebアプリにアクセス出来ます