MacOS 15 Sequoiaにアップデートした後、SSH接続ができなくなる問題が発生しました。SSHポートを別のポートに変更して使用していましたが、アップデート後にポート設定がデフォルトに戻ってしまったのではないかと思い、確認してみました。
ssh: connect to host port 00000: Connection refused
/etc/sshd/sshd_configの修正
sudo vim /etc/ssh/sshd_config
確認してみると、デフォルト設定に初期化されていました。管理者権限でsshd_configファイルを開き、portの部分のコメントアウトを解除し、希望のポート番号に修正します。
sshディレクトリには、ssh_configとsshd_configの2つのファイルがあります。ssh_configは内部から外部への接続設定、sshd_configは外部から内部への接続設定です。
Port 00000 # 希望のポート番号に変更
PasswordAuthentication no # optional パスワード認証を無効にし、RSA鍵のみでのアクセスを強制
/etc/servicesの修正
sudo vim /etc/services
ここでsshを探し、ポート番号を修正します。vimでsshという文字列を検索したい場合は、/sshと入力します。
# ssh 22/udp
# ssh 22/tcp
ssh 00000/udp
ssh 00000/tcp
SSHポート変更の適用
sudo launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
# または
sudo launchctl stop com.openssh.sshd
sudo launchctl start com.openssh.sshd
SSH接続
sshコマンドで直接アクセスするか、~/.ssh/configファイルの設定をしてSSH接続します。
ssh (username)@(hostname) -p 00000
または
Host hostname
HostName XXX.XXX.XXX.XXX
User username
Port 00000
IdentityFile ~/.ssh/XXXXXXX.pem
以上の手順で、MacOS 15 Sequoiaアップデート後のSSH接続問題を解決することができます。ポート設定が初期化されている可能性があるため、必ず確認と再設定を行ってください。