メニューを作る基本（Cocos Code IDE, Lua言語） #Lua

Cocos Code IDEを使ってLua言語で、メニューを作る基本です。

実行環境、IDE	Cocos2d-xバージョン	言語
Cocos Code IDE Mac OS X 1.0.0-RC2	Cocos2d-x V3.2	Lua言語

サンプルコード

プロジェクトを新規作成で作成します。（FileメニューのNew->Cocos Lua Project...から作成できます。）
プロジェクト名は適当につけてください。画面は縦画面(portrait)を指定します。

main.luaファイルを修正します。

main.lua/26行目

cc.Director:getInstance():getOpenGLView():setDesignResolutionSize(320, 480, 0) -- 縦画面用に(480, 320, 0)から(320, 480, 0)に変更

main.lua/31行目

--gameScene:playBgMusic() --使わないのでコメントアウト

GameScene.luaを書き換えます。

GameScene.lua


require "Cocos2d"
require "Cocos2dConstants"

local GameScene = class("GameScene",function()
    return cc.Scene:create()
end)

function GameScene.create()
    local scene = GameScene.new()
    local visibleSize = cc.Director:getInstance():getVisibleSize()

    -- メニュー選択時に呼ばれるコールバック関数
    local function menuCallback(tag)
        print(string.format("メニュー%dが押されました", tag))
    end

    -- 1つ目のメニュー項目
    local menuItem1 = cc.MenuItemImage:create("menu1.png", "menu1_on.png")
    menuItem1:setPosition(0, 30)
    menuItem1:setTag(1)
    menuItem1:registerScriptTapHandler(menuCallback)

    -- 2つ目のメニュー項目
    local menuItem2 = cc.MenuItemImage:create("menu2.png", "menu2_on.png")
    menuItem2:setPosition(0, -30)
    menuItem2:setTag(2)
    menuItem2:registerScriptTapHandler(menuCallback)

    -- メニュー項目からメニューを作成してシーンへ追加
    local menu = cc.Menu:create(menuItem1, menuItem2)
    menu:setPosition(visibleSize.width/2, visibleSize.height/2)
    scene:addChild(menu)

    return scene
end

return GameScene

メニュー用の画像に、menu1.png、menu1_on.png、menu2.png、menu2_on.pngを用意してresディレクトリに追加します。
menu1.png menu1_on.png
menu2.png menu2_on.png

実行すると画面にメニューが表示されます。

解説

メニュー選択時に呼ばれるコールバック関数を準備する

関数名は何でもかまいません。tagには選択されたメニューのタグ番号が入って呼ばれます。
この関数の中にメニューが呼ばれた時の処理を実装します。

-- メニュー選択時に呼ばれるコールバック関数
local function menuCallback(tag)
    print(string.format("メニュー%dが押されました", tag))
end

（修正：functionの前にlocalが抜けていました。）

メニュー項目を作成する

画像からメニュー項目を作成しています。createの1番目の引数に通常時の画像、2番めに押された時の画像を設定します。
次に、メニュー項目の位置とタグを設定しています。
registerScriptTapHandlerメソッドでコールバック関数を指定しています。

local menuItem1 = cc.MenuItemImage:create("menu1.png", "menu1_on.png")
menuItem1:setPosition(0, 30)
menuItem1:setTag(1)
menuItem1:registerScriptTapHandler(menuCallback)

メニュー項目からメニューを作成する

Menuクラスのcreateメソッドでメニュー項目(menuItem1, menuItem2)を指定してメニューを作成しています。
その後、メニューの表示位置を指定して、シーンへ追加しています。

local menu = cc.Menu:create(menuItem1, menuItem2)
menu:setPosition(visibleSize.width/2, visibleSize.height/2)
scene:addChild(menu)