USキーボードでお金をかけずVimを使って簡単なコーディングがしたい!
という欲求を叶えてくれそうなPCを探した結果、3万円のChromebookを購入しました。
Google Chromebook Lenovo ノートパソコン 14.1型HD液晶 英語キーボード S330
最近のChromeOSは設定一つでLinuxが使えます。
Chromebook で Linux(ベータ版)をセットアップする
ただし、日本語入力対応はChromeosとは別に設定する必要があります。
検索すると出てくるのがfcitxを使った方法なのですが、この方法だとLinuxアプリには対応できるのですがChromeOSでLinuxを有効にするとインストールされる標準のターミナルには対応できません。
Linux on Chromebook のソフトウェア開発者向けカスタマイズ例
試行錯誤の末標準ターミナルでも日本語入力できる方法を見つけたので紹介します。
1. uim-fep, uim-mozcをインストール
コンソールで使える入力メソッドモジュールをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install uim-fep uim-mozc
2. 設定ファイルを追加する
$HOME直下に.uimというファイルを作成し、次のように記述します。
(define default-im-name 'mozc)
(define-key generic-on-key? '("<Control> "))
(define-key generic-off-key? '("<Control> "))
IMEの選択と英語↔日本語の切り替えを行うためのキーを設定しています。
ここではUSキーボードのデフォルトであるCtrl+Spaceで切り替えられるようにしています。
3. 実行
$ uim-fep
を実行するとターミナルの下部にmozc[Mz- RM]というステータスが表示されるようになります。
これでCtrl+Spaceで入力切替ができるようになりました。
ターミナルの起動の度に実行が必要ですが、.bashrcに書いておけばターミナル起動時に自動実行してくれるので便利です。