WSL に gtest を導入する

概要

WSL に GoogleTest(通称 gtest)を導入するための手順書である

前提

OS: Windows 10 バージョン 2004 以上 or Windows 11
WSL がインストール済みであること

WSL インストール手順は下記参照

gtest インストール手順

ソースコードをダウンロードして展開する

以下のコマンドラインを WSL 上で実行

wget https://github.com/google/googletest/archive/release-1.8.0.tar.gz
tar zxvf release-1.8.0.tar.gz
cd googletest-release-1.8.0/googletest/

エラーメッセージが表示されなければ OK

cmake をインストールする

以下のコマンドラインを WSL 上で実行

sudo apt install cmake

エラーメッセージが表示されなければ OK

gtest のソースコードをビルドする

以下のコマンドラインを実行する

mkdir build
cd build
cmake ..
sudo make
sudo make install

成功した場合、/usr/local/lib に libgtest.a と libgtest_main.a が作成される

cmake が失敗する場合

以下のコマンドラインを実行し、gcc と g++ にパスが通っているか確認する

gcc --version
g++ --version

パスが通っていればバージョン情報が表示される
バージョン情報が表示されない場合は、以下のコマンドラインを実行し gcc または g++ をインストールする

sudo apt install gcc
sudo apt install g++

インストール後、再度パスが通っているか確認し、通っていれば OK