LoginSignup
1
0

サーバーダウン調査報告書(2024/02/19)

Posted at

サーバーダウン調査報告書

目次

  1. 今回使う用語
  2. 前提
  3. 原因
  4. 何故サーバーが落ちた?
  5. 再発防止策

今回使う用語

  • Fargate
    • サーバーレスで、dockerコンテナを簡単かつ効率的にデプロイして、管理できるもの
  • タスク
    • dockerコンテナを実行するための単位
      (laravelコンテナとnginxコンテナで1タスクみたいな感じ)
  • タスク定義
    • タスクを起動するための定義書
      (CPUとかメモリとかdockerイメージ、アプリ内で使う環境変数とか)
  • ECR
    • dockerイメージを管理するレジストリ
      (dockeer hubと同じ)
  • パラメータストア
    • 環境変数とか機密情報を管理するAWSのサービス

前提

  • 環境変数は全てパラメータストアで管理
  • 検証環境のソースコードと本番環境のソースコードが一致していない
  • 検証環境と本番環境では参照している環境変数名が異なる
    • 検証ではAAを使ってるが本番ではBBを使ってるみたいな感じ

そうなってしまっている理由
→BTの他のサービスのインフラを構築した時に考慮を忘れていた

原因
ECRのdockerイメージを環境毎(検証用、本番用)に分割していなかった
要するに本番環境に検証用のソースコードが使われていた

何故サーバーが落ちた?
タスク更新のタイミングで検証用のdockerイメージにすり替わった

要するに本番環境に検証用のソースコードが使われていた

ということは検証用のソースコードからはAAという環境変数を参照したいが本番環境にはAAという環境変数が設定されていない
結果ビルドエラーになる

タスク起動から停止までの流れとしては
タスク起動→ビルドエラー→ヘルスチェック失敗→タスク停止→タスク起動...
なのでいつまで立ってもタスクが正常に立ち上がらずサーバーが落ちているという状況になったというのが結論

再発防止策
ECRのdockerイメージを環境毎(検証用、本番用)に分割する
そうすることで、検証環境と本番環境のdockerイメージが混同することを防ぐことができる。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0