概要
- Windows Server 2012R2(Win2012R2)で利用していた記憶域(Storage Space) を Windows 10(20H2) に移行しました。その時の体験談です。
環境
- (移行前)Windows Server 2012R2(Win2012R2)
- (移行後) Windows 10 20H2 Pro
- 後述する理由により Windows 10 Pro for Workstations(Win10P4WS) にアップグレード
移行理由
- PCが古くなってきた・OSのサポート切れが近づいていてきたので移行を決意。
- Server OS を購入しようとしたけど高いので断念。Home Server あればよかったのに。
利用用途
- ファイルサーバ
入れ替え手順
- 昔はServer OSからハードドライブを付け替えても認識しなかったが、普通にマウントした。
構成
ReFS への移行
- 「あとで仮想ディスク増やせばいいや」と思っていてせっかくの機会なので仮想ディスクを拡張しようとしたら、16TB を超えるとエラーが発生した。
- NTFSフォーマットで仮想ディスクを作ると、仮想ディスクの限界点は 16 TBになる模様 (https://phst.hateblo.jp/entry/2019/12/08/000000)
Windows 10 Pro For WS へのアップグレード
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解決策としては ReFS へのフォーマットが必要になった。Windows 10 Pro には ReFS をフォーマットする機能が外されたので、WSアップグレードをマイクロソフトストアからダウンロード。OSの再起動は不要。
データ移行
- データ移行はNTFS仮想ディスクとReFS仮想ディスクをファイルベースでコピーした。
注意点
- ReFS仮想ディスクの物理領域が足りなくなったときに、両方の仮想ディスクがオフラインになってしまった。なので、移行時は注意。
性能
比較
最後に
- NASつくるならLinux・・という話もありますが、ソフトウェアRAIDがあるのでWindowsが便利です。RAIDカードは地味に高いので。