AWSを利用することのメリットを紹介する。
AWSクラウドのメリット6つ
AWSクラウドを利用すると6つのメリットがある。
- 設備投資の固定費が柔軟な変動費になる
- スケールによるコストメリット
- キャパシティ予測が不要になる
- 速度と敏捷性の向上
- データセンターの運用と保守が不要になる
- 数分で世界中にデプロイできる
以降の章から1つずつ解説していく。
設備投資の固定費が柔軟な変動費になる
オンプレミスでは事前にサーバーに多額の投資をする必要があった。クラウドを利用することで、リソースを利用したいときに利用したい分だけ支払うことができる。
また、総所有コスト(Total Cost of Ownership、TCO)を削減することができる。
具体的には、
- 各種人件費
- データセンター費用
- 電気代
- ソフトウェアライセンス
- 保守費用
などがある。
スケールによるコストメリット
クラウドを利用することで、オンプレミスより低い変動コストを実現できる。
理由は2つ
- 多くのユーザがクラウドを利用するとため、規模の経済を活かして料金を低く提供できる
- AWSはサービス開始から2023年3月時点で129回以上値下げを実施している
従来どおりの利用方法でも、AWSに移行するだけで利用料金が安くなる可能性もある。
キャパシティ予測が不要になる
オンプレミスでは、理論上の最大ピークを予測して、調達する機器の台数や性能(キャパシティ設計)を見積もってプロビジョニング(システム設計、構築)する必要があった。
AWSでは必要に応じてリソースの増減を行うことができるため、最大のインフラ容量を予測する必要がなくなる。
速度と敏捷性の向上
AWSでは、新しいITリソースを簡単に利用できる。
速度
オンプレミスでは新しいITリソースの導入に数週間から数ヶ月単位の時間が必要だった。しかしAWSなら分単位で開発者が新しいITリソースを利用することが可能。
敏捷性
柔軟なリソース調達が可能になり、システムの負荷やサービスの拡充に応じて、柔軟な構成変更ができるようになる。
アプリケーションエンジニアが行っているアジャイル開発の仕組みを、クラウドインフラのリソース調達に適用するこができる。
データセンターの運用と保守が不要になる
AWSの各種サービスの利用料金には、オンプレミスの各種費用が含まれる。
- サーバー代
- ライセンス費用
- データセンター利用料
- ラックの利用料
- 電気代
- ネットワーク利用費
- ハードウェアベンダーへの保守費用
- 各種人件費
数分で世界中にデプロイできる
日本にいながら、世界中のリージョンにデプロイできる。