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AWSクラウドの概念 AWSの長所と利点

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AWSを利用することのメリットを紹介する。

AWSクラウドのメリット6つ

AWSクラウドを利用すると6つのメリットがある。

  1. 設備投資の固定費が柔軟な変動費になる
  2. スケールによるコストメリット
  3. キャパシティ予測が不要になる
  4. 速度と敏捷性の向上
  5. データセンターの運用と保守が不要になる
  6. 数分で世界中にデプロイできる

以降の章から1つずつ解説していく。

設備投資の固定費が柔軟な変動費になる

オンプレミスでは事前にサーバーに多額の投資をする必要があった。クラウドを利用することで、リソースを利用したいときに利用したい分だけ支払うことができる。

また、総所有コスト(Total Cost of Ownership、TCO)を削減することができる。
具体的には、

  • 各種人件費
  • データセンター費用
  • 電気代
  • ソフトウェアライセンス
  • 保守費用
    などがある。

スケールによるコストメリット

クラウドを利用することで、オンプレミスより低い変動コストを実現できる。
理由は2つ

  • 多くのユーザがクラウドを利用するとため、規模の経済を活かして料金を低く提供できる
  • AWSはサービス開始から2023年3月時点で129回以上値下げを実施している

従来どおりの利用方法でも、AWSに移行するだけで利用料金が安くなる可能性もある。

キャパシティ予測が不要になる

オンプレミスでは、理論上の最大ピークを予測して、調達する機器の台数や性能(キャパシティ設計)を見積もってプロビジョニング(システム設計、構築)する必要があった。
AWSでは必要に応じてリソースの増減を行うことができるため、最大のインフラ容量を予測する必要がなくなる。

速度と敏捷性の向上

AWSでは、新しいITリソースを簡単に利用できる。

速度

オンプレミスでは新しいITリソースの導入に数週間から数ヶ月単位の時間が必要だった。しかしAWSなら分単位で開発者が新しいITリソースを利用することが可能。

敏捷性

柔軟なリソース調達が可能になり、システムの負荷やサービスの拡充に応じて、柔軟な構成変更ができるようになる。
アプリケーションエンジニアが行っているアジャイル開発の仕組みを、クラウドインフラのリソース調達に適用するこができる。

データセンターの運用と保守が不要になる

AWSの各種サービスの利用料金には、オンプレミスの各種費用が含まれる。

  • サーバー代
  • ライセンス費用
  • データセンター利用料
  • ラックの利用料
  • 電気代
  • ネットワーク利用費
  • ハードウェアベンダーへの保守費用
  • 各種人件費

数分で世界中にデプロイできる

日本にいながら、世界中のリージョンにデプロイできる。

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