accessのvbaでテーブルのデータを扱う際のメモ

accessのvbaで特定ﾃｰﾌﾞﾙの参照の方法

基本は、DAOオブジェクトを準備して、レコード内容を取扱う。

オブジェクト XXX を作成。

Dim XXX As DAO.Recordset

テーブル　T_XXX　の内容をオブジェクト XXX へｾｯﾄ。

Set XXX = CurrentDb.OpenRecordset("T_XXX", dbOpenTable)　 

※そもそもテーブル T_XXX で特定年度を指定するなどの処置を
しておきたい場合は、SQL操作を記述し、それを引数とする。（下記例）

SQL = "SELECT * FROM T_XXX"
SQL = SQL & " WHERE 年度 = '2019'"
SQL = SQL & " ORDER BY 年度, 性別, 識別番号;"

Set XXX = CurrentDb.OpenRecordset(SQL)

予めレコードセットオブジェクト XXX が空（レコードなし）か
どうか記録する変数を準備し、

Dim XXX空判定 As Boolean

（対象のテーブルにPrimaryKeyを設定しているとき）
テーブル内容を主キーで並び替え（＝index）してやる。

　XXX.Index = "PrimaryKey"

※上記ＳＱＬによって予め目的の並びに整える場合は、不要。

EOF（EndOfFileプロパティ）を用い、
レコードセットオブジェクト XXX が最初期の段階で
「カレント レコードの位置が
Recordset オブジェクトの最後のレコードより後にあるかどうか」
を取得することで、そもそも XXX はレコードを含むのか否か＝空の判定　を判断する。
空でないのなら、MoveFirstによって、レコードの現在位置（ポインター）を
オブジェクトの一番初めのレコード位置　にセットしておく。

If XXX.EOF Then
        XXX空判定 = True
    Else
        XXX空判定 = False
        XXX.MoveFirst
    End If

対象テーブルの現在参照中レコードが持つ項目値を取得利用するには

XXX!目的の項目名

でＯＫ。

※Recordset.MoveFirst メソッド (DAO)　について
　　https://docs.microsoft.com/ja-jp/office/client-developer/access/desktop-database-reference/recordset-movefirst-method-dao
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そもそも1つのレコードしか保持していないようなテーブルが
参照先（システムの設定値など）の場合は、

DFirst("出力設定１", "T_基本設定")

などとすれば、上記のような手順を記述せずとも、
対象テーブルの値を取得することが可能である。

以上