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AWS Certified AI Practitioner ふりかえり

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はじめに

AWS Certified AI Practitioner(以下、AIF)に合格したので、勉強したことと感じたことをまとめました。受験したのは、AIFがベータ版から正式版になって、2週間後くらいです。

新しい資格が出たからというのもありますが、AIを利用したアプリ開発に携わってはおらず、ただAIを使う側だったので、よりよくAIを使うことができるようになるのではないかと思い、資格取得を目指しました。

点数はまあまあといったところで、完璧ではないですが、合格を目指す方の参考になれば幸いです。

まずは試験ガイド

試験勉強を始める前に、まずは試験ガイドを読むべきです。
出題される分野と各分野で必要となる知識や技術を把握することができます。

AIFの試験ガイドの中で重要だと思ったポイントは、はじめにの中で検証される能力のタスクとして、

一般的な、またAWS上での、AI、ML、生成AIの概念、手法、戦略を理解する。

と挙げられている点です。ここでいう「一般的な」は、AWSに限らないということを指しています。

そのため、AWSのAI/MLサービスについて知っているだけではなく、一般的なAI、ML、生成AIに関する知識が必要になってくるので、幅広く知識としては抑えておく必要があります。

勉強したこと

 私は、AWSクラウドの考え方やAWS責任共有モデル、基本的なAWSサービスの知識は、AIFの受験に際して問題ないと思っていましたが、AI、ML、生成AIについては全く自信がなかったので、

  • 一般的なAI、ML、生成AIの専門知識
  • AWSが提供するAI、ML、生成AIサービス

という大きく2つの軸で学習を進めていきました。

一般的なAI、ML、生成AIの専門知識

 機械学習のパイプランや学習法の種類、生成AIの精度改善やモデル評価の方法について、用語や仕組みを学習しました。業務でAIは使っていないので、はじめて聞く言葉がほとんどでした。
 AIが得意なことと苦手なことを理解することで、それぞれのユースケースでAI活用し、AIを使うによって起こり得るリスクや責任についても知見を深めました。

AWSが提供するAI、ML、生成AIサービス

 AIFの試験範囲の中では、やはり、Amazon Bedrock、Amazon Sagemaker がAWSが提供するサービスのメインになります。Sagemakerは関連するサービスが多くあり、各AIサービスの目的や使い方を正しく理解するようにしました。

 また、AI自体を提供するサービスだけでなく、AIに学習をさせるためのデータやAIが出力した結果に対して、アプローチするサービスもあります。AI/MLの領域以外でも使うサービスも多いので、合わせて学習をしていきました。

学習リソース

主な学習リソースは、AWS PartnerCastとAWS Skill Builderから以下のコンテンツです。

  • AWS PartnerCast
    • AWS パートナー限定 : AWS 認定 AI プラクティショナー特化セミナー
  • AWS Skill Builder
    • はじめての生成 AI on AWS (Technical)
    • AWS Partner Certification Readiness (APCR): AWS 認定 AI Practitioner
    • Exam Prep Official Practice Question Set: AIF

その他にもAWSのAI/MLサービスの動画を視聴しました。

個人的には、

  • AWS Partner Certification Readiness (APCR): AWS 認定 AI Practitioner
    (11/1時点ではメンテナンス中)

が、おすすめです。

  • Standard Exam Prep Plan: AIF (AIF-C01)

の日本語版があれば、これで学習していましたが私は英語が苦手なので、日本語コンテンツを中心に使いました。

 AWS Partner Certification Readiness (APCR): AWS 認定 AI Practitioner は、Standard Exam Prep Plan を補強するためのコンテンツで、各分野でいくつかの例題をもとに解答と解説がされています。
 補助教材的立ち位置ですが解説が充実しており、知識の習得面でも非常に有効でした。各動画は10分前後と見やすいので、スキマ時間を見つけては進めていました。

※ AWS Partner Certification Readiness (APCR): AWS 認定 AI Practitioner はメンテナンス中なことから、メインの学習コンテンツであるStandard Exam Prep Planの日本語版が近々登場するのではないかと思います。登場したら基本的には後者で学習を進めるのが良いはずです。

思ったこと

Cloud Practitioner に続く、Foundationalレベルの試験になるので、基本的だからこそ重要な要素が多いと感じました。

また、関連用語をしっかりと理解していないと、問題を読み進める中で「はてなマーク」がたくさんついてしまうので、専門用語や、AWSサービス名とその役割は、抑えておかないといけないと感じました。

受験して良かったことの1つで、生成AIをうまく使えるようになったことがあります。
資格取得に向けた勉強を通して、プロンプトエンジニアリングや推論パラメータを理解でき、生成AIを使う際に、回答の形式や方向性をより求めるものへ近づけられるようになったと思います。

これから

個人レベルでは、生成AIをうまく使って業務の効率化をより図れるようになったと思います。コーディングでは、かなりお世話になっているので、さらに仲良く付き合っていきたいです。

チームやプロジェクトレベルでは、生成AIや機械学習を使用したアプリケーション開発の足場ができたと思います。本番製品として使うには、まだまだ深い理解が必要になってくると思いますが、知識が発展途上の中でAI/ML開発をする方法を知ることができ、目的に応じてAWSのサービスを使い分けていくことができると思います。

次は、AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate を視野に入れて、学習を進めていきます!

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