はじめに
前編では、ObsidianのインストールとiCloud Driveとの連携、ノートの基本的な使い方について解説しました。
この記事では、**思考や情報の「構造」を見える化する図解ツール「Excalidraw」**を使って、
日々の気づき・タスク・知識をどうつなげるかを実例ベースで丁寧に解説します。
なぜ図解が必要なのか?
Obsidianでメモや気づきを残していても、時間が経つとこう思ったことはありませんか?
「自分が何を考えていたか、全体像が見えない」
「ノートはたくさんあるけど、つながっていない」
そこで登場するのが Excalidraw(エクスカリドロー) という図解プラグインです。
これを使えば、ノート同士の関係やツールの使い分け、思考の流れを「ひと目でわかる図」にできます。
各ツールの使い分け
ツール名 | 目的 |
---|---|
Obsidian | 思考・気づき・アイデアの発酵庫 |
Notion | タスクやプロジェクトの整理棚 |
NotebookLM | PDFや資料の要約・知識抽出 |
Excalidraw | 関係性や流れを図解で可視化 |
Excalidrawの導入方法(Obsidianプラグイン)
1. コミュニティプラグインを有効化
- Obsidian左下の「設定」⚙
- 「コミュニティプラグイン」 → 「有効化」
2. プラグイン検索からExcalidrawをインストール
- 「プラグインを閲覧」
-
Excalidraw
を検索 → インストール → 有効化
3. 新しい図を作成する
- コマンドパレット(
Ctrl + P
)で
Excalidraw: New Drawing
を実行 -
.excalidraw.md
ファイルが生成されます
Excalidrawで図を描く方法
基本操作
操作 | 方法 |
---|---|
テキスト | 上部の A を選んで入力 |
図形 |
□ や ○ を使って枠をつくる |
矢印 |
→ で関係性をつなぐ |
色変更 | 下部のカラーパレットで調整可能 |
作成した図(例)
👇 Excalidrawで作成した図
🔗 ノートと図解をつなげよう(双方向リンク)
1. ノートから図を埋め込む
ノートに以下のように書くと、図がそのまま埋め込まれます:
![[viz_20250503_xxxx_excalidraw]]
2. 図からノートにリンクする
Excalidraw内のテキストで、こう書くだけ:
[[memo_20250503_obsidian使い分け]]
これで、図とノートを相互に行き来できるようになります。
まとめ
Excalidrawは、自分の頭の中を“図”として外に出せる最強の思考補助ツールです。
Obsidianと組み合わせれば、情報・タスク・思考がすべてつなげることができますね。
💬最後に
図解は苦手だと思っていたけど、「頭の中を整える最高の手段」でした。
もしあなたも「ノートがたまってきて整理したい」「思考をもっと深めたい」と感じているなら、
Obsidian × Excalidraw、ぜひ試してみてください。