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YAMLから要素を削り取って軽量化するnpmパッケージ作った

Last updated at Posted at 2019-06-23

YAMLから要素を削り取って軽量化するライブラリ作った

YAMLファイルを軽量化するnpmモジュールを作りました。指定した要素を削除または空白にします。

以下に公開してあります。

scraper というのは削り取るというニュアンスの言葉です。
ちゃんと Travis CI のバッジも付けてます!

なにができるのか?

こんな感じのYAMLファイルがあるとします。

sample:
  hoge: これは消したい
  fuga: これは空白にしたい
  hogehoge:
    hoge: これも消したい
    fuga: これも空白にしたい
    hogera: これはこのまま
  piyopiyo:
    piyo: これの親を消したい

↑のYAMLに対し、以下のようなことができます。

  • key が hoge の要素はいらないから削除する
  • key が fuga の要素はいるけど、value はいらないから空白に置換する
  • key が piyo の要素の親要素はいらないから削除する

処理結果として、以下の文字列を出力します。

sample:
  fuga: ''
  hogehoge:
    fuga: ''
    hogera: これはこのまま

不必要な要素を削り取って、だいぶYAMLファイルが軽くなりました!
階層のどこにあっても見つけだして削り取ります!

なぜ作った?

普段 Swagger を使って、WebAPIのドキュメントサイトを作っています。
このSwaggerファイルをAmazon API Gatewayにインポートしたところ、容量制限のエラーが発生しました。
このエラーを回避するために、不要な要素を削り取るライブラリを作りました。

インストール方法

本ライブラリの仕様にはNode.jsが必要です。

Node.jsがインストール済みであれば、以下のコマンドでインストールできます。

npm install yaml-scraper

サンプルコード

先ほどの処理のサンプルコードは以下の通りです。

// ライブラリを追加
const fs = require('fs');
const scraper = require('yaml-scraper');

// YAMLファイルを読み込み
const input = fs.readFileSync('./sample.yaml', 'utf8');

// hogeを削除、fugaを空白に置換、piyoの親を削除
const output = scraper(input)
  .delete('hoge')
  .empty('fuga')
  .deleteParent('piyo')
  .toString();

// 結果を表示
console.log(output);

御覧の通り、 delete, empty, deleteParent はメソッドチェーンとして提供しています。

さいごに

開発するにあたり、以下の記事を参考にしました。
とてもわかりやすい記事ありがとうございました。

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