はじめに
Amazon LinuxにJettyをインストールしたので、忘れないように記録を残します。
インスタンスはAmazon EC2 を想定しています。
Macでもやってみたので、興味のある方はそちらもご参照ください。
MacにJettyを導入してデモサイトを起動してみる
Jettyとは?
Java Servlet コンテナの一種です。Java Servlet コンテナはアプリサーバーとかWebコンテナとか呼ばれたりもします。類似の技術にApache Tomcatがあります。
JDKをインストールする
以下のコマンドを叩いて、バージョン番号が表示されれば、JDKがインストールされています。
java -version
バージョン番号が表示されなければ、JDKがインストールされていませんので、以下のコマンドでJDKをインストールします。
sudo yum install java-*
これでインストールされます。
Jettyをインストールする
以下のコマンドでJettyをダウンロード&インストールできます。ダウンロード先は/opt
が一般的なようなので、私もそこにしました。
curl -L \
https://repo1.maven.org/maven2/org/eclipse/jetty/jetty-distribution/9.4.11.v20180605/jetty-distribution-9.4.11.v20180605.tar.gz \
| sudo tar zxvf - -C /opt
以下の場所にインストールされました。
/opt/jetty-distribution-9.4.11.v20180605
demo-baseでJettyを起動する
jettyをインストールすると、demo-baseというサンプルプロジェクトが一緒に導入されますので、それを起動してみます。
以下のコマンドを実行してください。
# demo-baseフォルダに移動
cd /opt/jetty-distribution-9.4.11.v20180605/demo-base
# jettyを起動
java -jar /opt/jetty-distribution-9.4.11.v20180605/start.jar
ブラウザからアクセスしてみます。ポート番号はデフォルトの8080です。

こんな感じに表示されれば、Jettyの起動は成功です。demo-baseフォルダの内容が表示されています。
今度は停止してみましょう。Control+C
でJettyを停止できます。
再度、 http://localhost:8080 にアクセスします。

先ほどの画面は表示されず、こんな感じに画面が表示されます。これでJettyを停止させることができました。
最後に
カレントディレクトリによって、start.jarの実行結果が変わるのに戸惑いましたが、それ以外は特に苦労せずにJettyを導入することができました。
追記
デプロイ手順をまとめてみました。
Jettyを組み込んだjarファイルをEC2にデプロイする