この記事は 「Unityゆるふわサマーアドベントカレンダー 2019」 23日目の代理投稿です。昨日は @Sunmax0731 さんの「Unityとモバイル端末からのセンシング」でした。
Unity認定プログラマー試験を1週間で何とかした話
怪しい学習商材みたいなタイトルですみません。
先日、Unity認定プログラマーの試験を受験しました。私は締切がある方が燃えるタイプなので、 学習期間を1週間に設定 して受験勉強しました。
その時の話を書こうと思います。
注意: あくまで個人の体験記です。学習のペースは人それぞれですので、無理に期限を設定する必要はないと思います!ご自身のペースで勉強することをオススメします!
試験を申し込んだ
まずは受験を申し込みました。実はこの申込が最初の難関かもしれません。(英語なのでちょっとわかりずらい)
こちらのUnityの公式サイトにアクセスしてください。
https://certification.unity.com/ja/products/certified-programmer
今すぐ登録
をクリックすると、Pearsonという試験予約のサイトに飛びます。
このサイトが英語なので、慣れていないとちょっとわかりずらいんですが、実は右側にある 日本語
というリンクをクリックすれば、以下のように日本語になります!(私は後から知りました)
後は、アカウントを作ったりサインインしたりして、画面にしたがって試験会場や日程を選んで予約するだけです。
試験会場は全国各地にあるようなので、行きやすいところを選ぶと良いと思います。
ただ、試験会場によって試験の日程頻度が異なるようです。私が受験予約した 新宿駅前テストセンター1
は、ほぼ毎日試験が実施されているみたいなので、とにかく早く受験したい人にはオススメです。
学習教材はCourseraに決めた
初日に学習教材を探しました。以下の3つを見つけました。
- Unity公式コースウェア 6ヶ月
- VRアカデミー (日本語)
- coursera
courseraさんが 7日間の無料トライアル というのをやっていたので、courseraさんにしました。勉強期間を1週間に設定していたのでちょうどよかったです!
以下の4つのコースがあるので、1日半で1コースのペースを目標に勉強することに決めました。
- Core Interaction Programming
- Application Systems Programming
- 3D Interactions and Navigation
- 3D Art and Audio Pipeline
コースウェアは小テストだけやった
早速、 Core Interaction Programming の無料トライアルを始めました。
どんなレッスン内容なのか具体的に書くのはまずいと思うので、雰囲気だけ書きますが、ストーリー仕立ての動画や文章でUnityについてとても丁寧に解説してくれます。
これらの動画は試験対策に特化したレッスンではなく、Unityエンジニアを育成するためのレッスン という印象を受けました。とてもわかりやすかったです。
ただし、 全て英語です。
(実は日本語モードというのがあるのですが、2019年8月時点では、ほんの一部の動画・記事しか翻訳されていませんでしたので、あまり利用はしませんでした。)
動画をいくつか見ると、たまに小テストがあります。 この小テストこそが試験対策に特化したレッスンです!
最初の内は、動画を全て見ていたのですが、あまり学習時間に余裕がなかったので、途中からは 小テストだけをやるようにしました。
Unityのプロジェクトを作って提出する課題もあったのですが、こちらもやりませんでした。(courseraさん、Unityさんすみません!)
ゲーム業界の英語が少し難しかった
小テストも英語で出題されます。小テストに時間制限は特にないようなので、ゆっくりと翻訳サイト等を活用しながら解きました。
私がつまづいた英語は Level
です。レベルというと、 キャラクターの成長度を表す数値
みたいな固定概念が私にはあったのですが、levelを 地形
みたいな意味で使っている小テストがあり、戸惑いました。
アクションゲームとかで最初のステージをレベル1、その次のステージをレベル2と言ったりしますが、そこから派生してステージの地形のことをレベルと呼ぶようになったのかな?と想像します。(ただの憶測です)
間違えた問題は2017.4の公式マニュアルで復習した
問題を間違えたら、Unity マニュアル (2017.4) と Unityスクリプトリファレンス (2017.4) を読んで復習しました。なんで2017.4なのかというと、最新版だと日本語に翻訳されていない記事が多いのですが、 2017.4のマニュアルはいい具合に日本語に翻訳されているからです!
受験した
私が受験予約した 新宿駅前テストセンター1
は、新宿駅南口から初台方面に少し歩いたところにありました。駅近で助かります。
現地についたらすぐに受験できるわけではなく、
- 受付(身分証明書が2種類必要)
- 書類の記入
- 顔写真の撮影
- 私物のロッカー収納(財布やスマホ等、すべての私物をロッカーに預けます)
等の作業がいくつかありますので、試験開始時間ギリギリに到着しない方が良いと思います。
試験開始時間になると部屋へ案内されます。
指示された机に座り、PCに表示されてる 試験開始
のボタンを押したら、カウントダウンが始まります。
問題数は60問で時間は105分でした。ゆっくり解いたせいか、時間は余らずギリギリでしたw
試験終了
ボタンを押すと、すぐに 合格
という結果が表示されました!
一瞬、何のことかわかりませんでしたが、じわじわと嬉しさがこみあげてきました。
試験の内容
内容について詳しく書くのはまずいので、傾向だけを少し書きます。
- 仕様書を読んでどんな実装が最適なのを選択する
- バグ有のソースコードを読んでどんなバグが発生するかを選択する
- ソースコードを読んで、どこを改修すればパフォーマンスが向上できるかを選択する
こんな感じの問題が多かったような気がします。
一般的なソフトウェア開発知識だけでは難しく、Unityの知識がないと解けない問題が多かったので、Unityマニュアルの熟読が攻略のカギかなと思いました。
3日後にメールが届いた
合格したので早速、認定書やバッジをダウンロードしようとしたのですが、すぐにはダウンロードできませんでした。
3日くらいたったころにメールが届き、無事に認定証がダウンロードできるようになりました!
認定書をダウンロードした
認定書の入手方法も少しわかりずらかったので、忘れないうちに手順を載せておきます。
まず、メールに記載されている [Unity Certification platform] (https://www.certmetrics.com/unity/) にログインします。上部の Certifications
をクリックしてから右側にある PDF Certificate
をクリックすると、認定書がダウンロードできます。
さいごに
無事に合格できて安心しました。ちなみにcourseraの無料トライアルはすぐに解約しました。(courseraさんすみません!)
今回受験にあたり以下の記事を参考にさせていただきました。わかりやすい記事をありがとうございます。
「Unityゆるふわサマーアドベントカレンダー 2019」 24日目の担当は @reximology さんによる 「Unity 内部のコンパイラを追ってみた」 です。