FBX SDKの pScene と lScene の違い
FBX SDK のサンプルコードを見ていると、C++版でもPython版でも、 pScene
と lScene
という変数をよく見かけます。
どちらも、 FbxScene
クラスのインスタンスなのですが、この p
と l
の違いが気になったので、調べてみました。
pScene
は引数で lScene
はローカル変数だった
公式ドキュメントの以下のページに説明がありました。
Autodesk FBX / Information and technical support
なんと、pScene
は引数で lScene
はローカル変数でしたw
まとめると、以下のようになります。
接頭辞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
Fbx |
FBX SDKが用意したクラスの接頭辞 | FbxScene |
p |
クラスのメンバー関数(メソッド)の引数の接頭辞 | pScene |
l |
ローカル変数の接頭辞 | lScene |
g |
グローバル変数の接頭辞 | gScene |
m |
クラスのメンバー変数の接頭辞 | mScene |
ここまで命名を細かく分けるのは、 C++ っぽいなぁと思いました。
さいごに
意味がわかってスッキリしました!
ちなみに、上記を調べるまでは、勝手にシステムハンガリアン記法だと思い込んでいました。
システムハンガリアンだと、
-
p
はポインタ型 -
l
はlong
型
です。
ちゃんと調べてよかったですw