UnityのSwitch Platform忘れを検出するEditor拡張つくった!
visionOSにSwitch Platformするのを忘れて、Play to Deviceで事故るのはもう嫌なので、アクティブなPlatformを監視してvisionOSじゃなかったらエラー出力するツールを作りました!
ついでにvisionOS以外にも対応しました!
OpenUPMで公開しているので、誰でも利用できますー
Platform Watcher

どんなツールなの?
このツールは、UnityのPlatformが指定されたものでない場合にエラーを表示します。
たとえば、WebGLアプリ開発用のUnityプロジェクトを複数人で開発していて、メンバーの一人がPlatformをWebGLに切り替えないまま作業を進めてしまい、謎のビルドエラーに遭遇してトラブルシューティングに多くの時間を費やした経験はありませんか?
このツールを使えば、Switch Platformを忘れていたらエラーが表示されるので、すぐに気づくことができます!
ぜひお試しください!
動作環境
Unity 2019.4 以上
インストール方法
Node.jsでインストールする場合
Node.jsがインストール済みのPCの場合は、以下のコマンドでパッケージをインストールできます。
# openupm-cli をインストール
npm install -g openupm-cli
# Unityプロジェクトへ移動
cd YOUR_UNITY_PROJECT_DIR
# Platform Watcherをインストール
openupm add com.segur.platform-watcher
Package Managerでインストールする場合
Unity標準のPackage Managerでインストールしたい場合は、Scoped Registryの登録作業が必要になります。
手順は以下のページが詳しいので、ご参照ください!
Scoped Registryの登録ができたら、Package Managerから com.segur.platform-watcher
というパッケージをインストールしてください。
使い方
Platform Watcherを開く
Tools > Platform Watcher
を開きます。
すると、以下のようなウィンドウが現れます。

好きなPlatformを選択する
Unknown
となっている箇所をクリックし、お好みのPlatformを選択してください。
たとえば、 Vision OS
を選択すると以下のようになります。

Platformが間違っていないか監視する
- もし、アクティブなPlatformが
Vision OS
だったら、エラーメッセージは表示されません。 - もし、アクティブなPlatformが
Vision OS
ではなかったら 、エラーメッセージが表示されます。

複数Platform対応
複数のPlatformを選択できます。
たとえば、iOSとAndroidを同時に選択すると以下のようになります。

設定ファイル
どのPlatformを選択しているのか?という情報は ProjectSettings
フォルダー配下の PlatformWatcherSetting.json
というファイルに保存されます。
この設定ファイルをGit等で共有すれば、複数人でUnityプロジェクトを開発している場合でも、設定を共有できます!
さいごに
本記ツール開発にあたり、以下のページを参考にさせていただきました。ありがとうございました。