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RustでHTTP/2+TLS対応なWebAPIの入口を作ってみる

Last updated at Posted at 2018-06-07

追記

セッション管理機構が貧弱すぎる(登録してないユーザがシステムを閲覧できちゃうかも)ので、
対応策を考えてみる記事も別途書いた。
Rust WebフレームワークのACTIXで使う安全なセッション管理機構を考えてみる

はじめに

最近ラズパイ使ったIoTとかAndroid使ったIoTが流行りじゃないですか。
で、Rustも流行ってるじゃないですか(俺の中では)

というわけで何となくホストサーバと会話できるようなAPIを作りたくなった。

ただ、HTTP/1.1はなんか個人的にバイナリじゃないのが嫌なので
バイナリな感じのHTTP/2でやりたかった。

HTTP/2ことはじめ

なーかなかRustでHTTP/2を喋れる良いAPIがなかった

  • iron:割と有名なやつだけどHTTP/2しゃべれない、TLSに対応させようとするとルーティングがなぜか80番ポートに誘導される。原因はわかってるからパッチ送ったけど、反映されず(おそらく英語に難ありなので理解されてない気がするが、この際どうでもいい) なんか2018年7月8日に反映されてた。→ironは公式で非推奨となっていた。(NOTE: Iron is not actively maintained at the moment, please consider using a different framework) →再び開発が再開されました。(Revert "README: Add note about maintenance status of iron (#576)" · iron/iron@9ad396d)
  • gRPC:セッション管理機能が未実装
  • rust-http2:この状態からどうしろと・・・(ドキュメントが壊滅)

セッション管理ができて、暗号化・サーバの真正性検証ができるライブラリないかなー
とか探してたら、偶然見つけた。

上記すべての要件を満たすFW:ACTIX

  • ミドルウェアでセッション管理対応
  • TLS対応
  • HTTP/2対応
  • 何よりもドキュメントが豊富

これはいいぞ。

というわけでサクッとコードをWeb Application Server by Rust with actix-web(@atsukさん)とか公式からコピペしつつ、とりあえず動くものを作ってみた。

#![allow(unused_variables)]
extern crate actix;
extern crate actix_web;
extern crate openssl;

use actix_web::*;
use openssl::ssl::{SslAcceptor, SslFiletype, SslMethod};

// リクエストハンドラ(リクエストが飛んできたときに処理するやつ)
fn index(info: Path<(u32, String)>) -> String {
    format!("Hello {}! id:{}", info.1, info.0)
}

fn main() {
    let sys = actix::System::new("http2_api-test");

    let mut builder = SslAcceptor::mozilla_intermediate(SslMethod::tls()).unwrap();
    builder.set_private_key_file("key.pem", SslFiletype::PEM).unwrap();
    builder.set_certificate_chain_file("cert.pem").unwrap();

    server::new(|| {
        App::new()
            // 直接来たらIDと名前を表示する。処理関数は↑の"index"
            .route("/{id}/{name}/index.html", http::Method::GET, index)
            // rootに来たらリダイレクトする。
            .resource("/", |r| r.method(http::Method::GET).f(|req| {
                HttpResponse::Found()
                    .header("LOCATION", "/0/anonymouse/index.html")
                    .finish()
                })
            )
    }).bind_ssl("127.0.0.1:8443", builder).unwrap().start();

    println!("Started http server: 127.0.0.1:8443");
    let _ = sys.run();
}

おもむろに
https://localhost:8443/
にアクセスすると
https://localhost:8443/0/anonymouse/index.html
にリダイレクトされる。

ヤッター

image.png

キター

image.png

というわけで、レスポンスの構造体をProtocolBuffersとかmessagepackにしてやれば、バイナリな感じのAPIができて俺マジで幸せ。

ってなる。(気がする)

多分使うのはIDLからコード生成できるProtocolBuffers使う気がする。

んでは以上。

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