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初めてのハッカソン参加レポート!Qiita × FastDOCTOR Health Tech Hackathon

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はじめに

2025年8月2日〜3日に開催された 「全国学生対抗 Qiita × FastDOCTOR Health Tech Hackathon」 に、友人と2人で「せだfighters」として参加しました。自分も友人もハッカソンは 人生初参加。参加する前はかなり不安も多かったのですが、思い切って挑戦してみた結果、とても濃くて学びの多い体験になりました!

「ハッカソン参加してみたいけど自信ないな〜」という方に、少しでも参考になれば嬉しいです!

参加したハッカソンについて

今回参加したのは、「生成AIを活かしたオンライン診療に関わるウェブサービス、モバイルアプリの開発」 がテーマのハッカソンです。

OpenAI APIを少し触った経験があり、さらに医療分野にも強い関心を持っていたので、このテーマを見た瞬間「これは挑戦してみたい!」と思いました。
ただ、人生初のハッカソンに1人で参加するのは心細かったため、大学の友人を誘って2人チームで挑むことにしました。

さらに今回のハッカソンでは FastDOCTOR の医療従事者の方も参加していて、課題設定のときにいろいろ相談しながら進められたのも心強かったです。

課題設定

自分のチームは、視覚障がい者の方がオンライン診療を受けるときに直面する障壁に注目しました。

その中で特に大きいと感じたのが、次の2つの課題です。

1.予約の不便さ
→診療予約の画面操作が難しく、スムーズに予約できない。
2.患部の撮影の難しさ
→自分の体を確認しながらカメラで撮影するのが困難。

話し合いを重ねた結果、1日目の18時ごろにこの課題に絞ることができました。ここまでは2人で一緒にアイデアを考え、その後は開発を分担して進めました。自分が取り組んだのは、診療予約を音声だけで完結させる音声予約システム。友人は、患部の撮影を支援する患部撮影アシストを担当しました。

開発した成果物

想定するシチュエーション

自分たちのシステムが使われる場面をイメージすると、こんな流れになります。

  1. 視覚障がいのあるユーザーが「オンライン診療を予約したい」と声をかける
  2. そこで音声予約システムが起動し、自然な会話のやりとりで診療予約が完了する
  3. 事前問診の結果、患部の写真が必要だと判断された場合、ユーザーは患部撮影アシストを使って撮影を行う

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1. 音声予約システム

自分が取り組んだのは、診療予約を音声だけで完結させるシステムです。

視覚障がいのある方にとって「予約画面を開いて日時を選んで…」という操作は大きな負担になります。そこで自分たちは、会話ベースで予約が進むシステムを考えました。

このシステムでは OpenAI API を活用しています。
単に事前に用意した質問文を読み上げるだけではなく、ユーザとの会話から必要な情報を抽出し、すでに得られている情報は繰り返し聞かないようにしています。
そのため、無駄のない自然なやり取りで予約が進むのが特徴です。

2. 患部撮影アシスト

一方、友人は視覚障がいのある方でも一人で患部を撮影できるようにする仕組み、患部撮影アシストに取り組みました。

オンライン診療では、事前問診の結果によって「患部の写真を送ってください」と求められる場合があります。
しかし視覚障がいのある方にとっては、自分の体を確認しながらカメラを調整することが非常に難しいという課題があります。

そこで自分たちは、マーカーと音のフィードバックを活用して、一人で患部を撮影できる仕組みを考えました。

仕組み

  1. 患部の周辺に、マーカーを貼る
  2. スマホのカメラ映像を PC に転送(Droid Cam)
  3. OpenCV でマーカーを検出し、カメラの中心とマーカーの中心のズレを計算
  4. 中心に近づくにつれて 音の高さ(ピッチ)が上がるように設定し、音を頼りにカメラ位置を調整できる
  5. 中心が重なったタイミングで自動撮影

おわりに

初めてのハッカソンで不安も大きかったけど、終わってみるとやっぱり参加して良かったと思います。

一人だと不安な人は、まずは友達と一緒に参加してみるのがおすすめです。

開発力に自信がなくても全然大丈夫です。生成AIがかなり強力で、実装の大部分を助けてくれます。むしろ、「課題を見つけて、それをどう解決するか」を考えるのがかなり重要だと感じました。

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