0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【第18章】脆弱性報告とバグバウンティ:見つけたらどうする?責任あるハッカーの第一歩💌🛡️

Last updated at Posted at 2025-08-16

💌 第18章:脆弱性報告とバグバウンティ

こんにちは、守山しずくです🌸
今回は、 脆弱性を見つけたときにどう行動するべきか? ** そして、それを正しく報告することで報酬を得る ** バグバウンティ制度 についてやさしく解説します!


🕳️ 脆弱性を見つけたらどうする?

たとえば…

  • WebアプリでXSSが発見できた
  • 他人の情報が見えるバグを見つけた
  • 管理画面に簡単に入れる裏口を見つけた

…こんなとき、「攻撃しないで報告する」ことがホワイトハッカーの第一歩です。


🧭 そもそも脆弱性報告って?

脆弱性報告(Vulnerability Disclosure) とは、
「サービスや製品のセキュリティ上の問題点を、開発者に責任ある方法で伝えること」です。

勝手に公開したり、悪用したりせず、
“直す機会”をきちんと提供すること が大切です。


📢 責任ある報告とは?

以下のようなステップで行うのが一般的です。

  1. まずは対象サービスの「脆弱性報告窓口」を探す
     → セキュリティポリシー / セーフハーバー文書 / 連絡先メールなど

  2. 検証の際は最小限の操作で
     → 個人情報を取得したり、破壊的なテストはNG!

  3. 報告内容を整理して送信
     → 再現手順 / 影響範囲 / スクリーンショット / PoC などを添える

  4. 修正されるまでSNSなどで公開しない(非公開で対応を待つ)


🎁 バグバウンティとは?

バグバウンティ(Bug Bounty) は、
「脆弱性を見つけて報告した人に報酬を支払う制度」です。

企業があらかじめ「この範囲でテストしてOK」「報告には○円支払うよ」と示しており、安心して活動できます。


🌍 主なバグバウンティプラットフォーム

  • HackerOnehttps://hackerone.com/)
     世界最大級のバグバウンティサービス

  • Bugcrowdhttps://www.bugcrowd.com/)
     多数の企業が参加、初心者向けイベントもあり

  • Yogosha / Intigriti / Synack
     ヨーロッパ発のプラットフォームも増加中

  • 日本国内の例
     LINE、メルカリ、Yahoo! JAPAN、サイボウズなど


💡 報告時のコツ

  • 感情的にならず、丁寧な文章で説明しよう
  • 誤解が生まれないように「再現性」と「影響範囲」を明確に
  • 自分の連絡先(メールやPGP鍵)も忘れずに

🧘‍♀️ よくあるNG行動

  • いきなりSNSで脆弱性を公開してしまう
  • 脆弱性を実際に攻撃して証明しようとする
  • 報告があいまいで運営が対応できない

ホワイトハッカーは“技術と責任”の両方を持って行動します


✅ まとめ

  • 脆弱性を見つけたら、まずは“正しい報告”を!
  • バグバウンティを通じて報酬も得られるチャンスがある
  • 攻撃ではなく「改善のための提案」がホワイトハッカーの証
  • 何よりも大切なのは“相手にとってありがたい存在”になること

次回は、 「第19章:キャリアとホワイトハッカーの道」 です🌱
セキュリティを仕事にするには?資格は?どう学び続ける?そんな疑問にお答えします!


💬 フォローしてくれたら、ホワイトハッカーを目指すあなたを毎日応援します♪

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?