環境
- Windows
- Autodesk Maya 2026
MayaのUSDツールセット
MayaにはUSDのライブラリと一緒に USDツールセット も同梱されています。
Mayaに同梱されているUSDツールセットはビルド済みのため、環境変数の設定と関連ライブラリのインストールのみで、コマンドラインから USDツールセット が利用できます。
設定方法
PyOpenGLのインストール
pipでPyOpenGLを任意の場所にインストールします。
インストール例
"C:\Program Files\Autodesk\Maya2026\bin\mayapy.exe" -m pip install PyOpenGL -t D:\work\blog\tools\maya\2026\usd\python -t <任意のパス>
環境変数の設定
環境変数 PATH に下記のパスを追加します。
- mayapy.exeのパス
- usdバイナリのパス
- usdライブラリのパス
また PYTHONPATH には下記のパスを追加します。
- usdのpythonライブラリのパス
- PyOpenGLのインストール先のパス
環境変数の設定例
set PATH=%PATH%;C:\Program Files\Autodesk\Maya2026\bin;C:\Program Files\Autodesk\MayaUSD\Maya2026\0.31.0\mayausd\USD\bin;C:\Program Files\Autodesk\MayaUSD\Maya2026\0.31.0\mayausd\USD\lib
set PYTHONPATH=C:\Program Files\Autodesk\MayaUSD\Maya2026\0.31.0\mayausd\USD\lib\python;<PyOpenGLのインストール先のパス>
動作確認
USDツールセットの中で、視覚的に確認しやすいビューワーの usdview をコマンドラインから実行します。
usdviewの実行例
usdview <usdファイルのパス>
設定が問題なければビューワーが起動し、アセットが表示されます。
usdファイルが手元にない場合は、公式ドキュメントの Assets からあせっとｗダウンロードできるので
そちらを確認用に利用してください。