Horos は OsiriX を fork して Free DICOM Medical Image Viewer として開発されている macOS 上の 64bit アプリです
現在 Horos Project で有意な協力者により開発が続けられておりソースが LGPLv3 ライセンスの元に公開されているので Source から Build する
開発環境は macOS Mojave + Xcode 10.1
macOS High Sierra の場合は Xcode 9.4.1 で build 可能
尚、Horos は薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)未認可です
##1.開発環境を整える
- CMake と pkg-config が必要なので先ず Homebrew をインストールします
mac のターミナルを開いて
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
これで Homebrew がインストールされます - 次に brew install cmake で CMake をインストール
- brew install pkg-config で pkg-config をインストールします
##2.ソースを入手する
Horos Project から Source を入手します
mac のターミナルを開いて
git clone https://github.com/horosproject/horos.git horos3
これで当該ディレクトリの「horos3(任意)」にソースが clone (down load) されます
##3.build の実行
- Finder 移動メニューから Souce を clone したフォルダに移動します
- その中に「Horos.xcodeproj」があるのでクリックして Xcode を起動します
- Xcode メニューの「Product」「Scheme」「Unzip Binaries」を選択して Build します
- 次に「Product」「Scheme」「Horos」を選択して Build します
(少し時間がかかります)
##4.app の実行
Xcode 左側の「Products」の中に「Horos.app」が作成されていますのでクリックして実行します
あるいは「Show in Finder」で表示させてから実行しても OK です
##5.日本語環境について
Horos 3.1 から「ja-JP.lproj」と云う日本語リソースが組み込まれていますがこの日本語リソースでは 2DViwer が動作しないと云う問題があります
Horos の環境設定で Global・Languages の「日本語(日本)」のチェックを外して再起動すれば(英語表記になるが) 2DViwer は動作します
尚、「ja-JP.lproj」を廃棄して日本語リソース「ja.lproj」を新しく作成して組み込んだ「日本語版 Horos」が https://www.horos.jp/?p=181 で公開 されています
##参考