前回、Calckeyのアップデート方法の記事を書いてから、Calckeyがfirefishに名前を変え、アップデート方法もちょっと変わったので別記事にします。
7/22ぐらい 追記
ver1.0.3からリポジトリがセルフホストになってgit remote set-urlのリンク先が変更になりました。記事の中では修正済みです。
前準備
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swapを2GB以上確保する
メモリが2GB以下のサーバだとbuildとかの途中で止まるかもしれないので前の記事を参考にswap領域を確保しておきましょう。
※ver1.0.3以降だと2GBのスワップでは止まったことがあるので4GB以上推奨です -
rustのバージョンを最新にする(v1.68.0以降)
インストールしていなかった場合は前記事を参考にインストール、していた場合は以下コマンドで出来ます。
ユーザーごとにインストールしていると思うのでアップデートの場合は前回インストールしたユーザーで実行するようにしましょう(インストールされていたらrustc --version
打ってバージョン情報が出てくるはず)
rustup update
- nをインストールしてnodejsのバージョンを最新にする
簡単インストールでインストールした場合、nodejsとnpmは勝手にインストールされていると思うのでそこにnodeのバージョン管理ツールのnをインストールして最新版にアップデートするコマンドを入力してやれば勝手に最新版になります(現時点でnode-v20.4.0)
$ sudo npm update -g npm
$ sudo npm install -g n
$ sudo n latest
- サーバーの再起動
ここで謎のハマリポイントがあり一回サーバーを再起動しておかないと後のbuild時にエラーが出て先に進めなくなりスナップショットから復元するしかなくなります。
なので一度sudo shutdown -r now
でサーバーを再起動しておきます。
以下のコマンドでアップデートできたかのバージョン確認をしましょう。
$ rustc --version
$ node -v
$ npm -v
$ n -V
インストール
あとは公式ページ通りやれば大丈夫です
$ cd calckey/
$ git remote set-url origin https://git.joinfirefish.org/firefish/firefish.git
$ git pull --ff
$ corepack enable
$ pnpm i
$ NODE_ENV=production pnpm run build
$ NODE_ENV=production ANTENNA_MIGRATION_SKIP=true pnpm run migrate
最後にサーバーをもう一度再起動するのを忘れないようにしましょう
$ sudo shutdown -r now