#はじめに
今回は、卒論執筆には欠かせないTeXの環境作りに関して説明していきたいと思います。
環境作りには、インストールから実際に文字を書いてみるというところまで含めております。
ちなみに、私もQiita初投稿かつTeXを先日インストールしたばかりなので、がっつり初心者です。
ですので、間違っている点などがあれば、遠慮なくメッセージに書いて下さると幸いです!
また、今回は私のPCのOSがWindowsであったことから、Windows向けの解説となっておりますので、ご注意ください。
それでは、始めていきましょう。
#TeXをインストールしよう
タイトルの通り、まずはTexをインストールしましょう。
はじめに述べておくと、Texの説明(環境構築も含む)に関しては、TEX Wiki TeX Wikiで全て説明されております。
すごく丁寧に書かれているのですが、なんせ文字の数が多すぎて、読む気になれませんでした(読んだんですけどね・・・)。
そこで、今回は画像多め、文字少なめに説明していきますので、文字読むのがめんどくさいという方は画像見てパパっと済ませてしまいましょう!
まず、TEX Wiki TeX Wikiのページに行きます。
インストールは、上のページの"TeXをインストールしよう"の"[Windows]"のURLからできます。
さっそく、[Windows]をクリックしましょう。
ただし、ここからはタブを増やすようにするとURLを開くと後々楽です(できれば、新しいタブとしてURLを開きましょう)。
すると、上のページに飛びます。
この中の、"インストールはこちら"の"TeX Live/Windows - Tex Wiki"というURLをクリックします。
説明文にも記載されている通り、"TeX Live"をインストールします。
TeX Liveというのは、簡単に述べるとTeXに必要なソフトウェアをまとめたもので、これがあればTeXの環境を簡単に作れます。
すると、上のページに飛びます。
"ISO イメージからのインストール"の"Acquiring TeX Live as an ISO image"というURLをクリックします。
インストールの方法にはいくつか方法がありますが、ISOイメージからインストールがおすすめされていますので、今回はこちらで説明します。
すると、上のページに飛びます。
"Acquiring TeX Live as an ISO image"の"download from a nearby CTAN mirror"というURLをクリックします。
CTANとはTeXのデータを管理しているウェブサイトであり、ここでは自分のPCから近い場所にあるミラーサイトからダウンロードするということが書かれています。
すると、上のページに飛びます。
Nameが"texlive2020.iso"というURLをクリックします。
ファイルサイズが3.7GBと大きなファイルなので、ダウンロードに少し時間がかかります(10分くらい)。
ダウンロードが終了したら、先ほどのTEX Wiki TeX Live/Windowsのページを再度開いてください。
すると、上のページが見れると思います。
先ほどダウンロードしたファイルのインストール方法が記載されています。
"texlive2020.iso"をダブルクリックし、"install-tl-windows.bat"をダブルクリックしてください。
管理者として実行すると、インストーラが起動します。
インストーラがうまく起動すると、上の画面になると思います。
この画面では、何も変更せずに"インストール"を押して大丈夫です。
すると、上の画面のようにインストーラが頑張ってくれるので、気長に待ちます。
たぶん、2時間くらいかかるので、放っておくのが良いでしょう。
インストールがうまく終わると、上のような画面が表示されるので、"閉じる"をクリックします。
ここまでで、インストールは終了です。
正直、ここまで終わればTeXの環境構築は9割終了です!
あと少しなので、頑張りましょう。
#環境変数の確認をする
多分、インストールがうまくいっていれば環境変数の確認をする必要もないと思いますが、一応確認をしておきましょう。
先ほどのTEX Wiki TeX Live/Windowsのページを再度開いてください。
すると、上のような記述を見つけられると思います。
PCの検索ボックスに「環境変数を編集」と入力し、環境変数を表示させます。
システム環境変数の変数名が"PATH"の値に、"C:\Windows\System32"と"C:\Windows"があるかを確認してください。
PATHの値が長すぎて見れない場合は、マウスを使って画面を横長に引き延ばすと見ることができます。
上のようになっていれば、大丈夫です!
これで、環境変数の確認は終了です。
もうTeXを使える状態になっているので、さっそくテストをしてみましょう。
#TeXを実際に使ってみる
インストールお疲れさまでした。
ここからは、インストールがちゃんとできたかどうかを実際にTeXを使ってみて確かめましょう。
先ほどのTEX Wiki TeX Live/Windowsのページを再度開いてください。
すると、上のような記述を見つけられると思います。
PCの検索ボックスに「TeXWorks editor」と入力し、クリックをしてソフトを起動させてください。
すると、上の画面が出てくると思います(まだ、何も記述されてないはずです)。
起動がうまくいきましたら、以下のコードをエディターに書いてみてください。
\documentclass{article}
\begin{document}
Hello World!
\end{document}
""はおそらく"¥"で表示されます。
記述出来たら、画面上部のメニューから「ファイル」→「保存」で適当な場所に保存してください(ただし、拡張子は.texとしてください)。
保存ができたら、画面上部の緑色の三角ボタンをクリックし、画面上に「Hello World!」と表示されれば、適切に環境構築ができたということになります。
表示させた結果は上のようになります。
#まとめ
以上で、TeXの環境構築は一通り終了です。
あとは、実際にTeX言語をひたすら書いて、慣れるしかありません。
頑張りましょう!
#参考資料
・本記事の大本となります。わからないことがあれば、まずはこのページを見れば、大抵のことが記載されています。
→TEX Wiki Tex Wiki