認証ありのプロキシを通さないと外部にアクセスできない。
毎回毎回ユーザ名、パスワードを入力しなければならず、ストレスが溜まる。
そんな環境でストレスを軽減するためには squid を使おう。
インストール
squid のインストールは検索すると、いくらでも出てくるのでそれらを参照で。
ここでは Homebrew でインストール。
$ brew install squid
設定
Homebrew でインストールした場合、設定ファイルは /usr/local/etc/squid.conf にあるので、以下を追加する。
(途中で折り返されるかもしれないが1行で。)
cache_peer proxy_fqdn parent proxy_port icp_port no-query no-netdb-exchange login=user:password
- proxy_fqdn : 認証ありプロキシのFQDN。親として指定する
- proxy_port : 上記プロキシのポート番号
- icp_port : ICPのポート番号。詳細は squid のドキュメント、RFC 2186, 2187 を参照
- user : 上記プロキシのユーザ名
- password : 上記プロキシのパスワード
ユーザ名、パスワードを直接記述することになるので、 squid.conf のパーミッションはしっかり設定!
あとは、
- ネットワーク設定やWebブラウザの設定でプロキシに 127.0.0.1:3128 を設定
- 環境変数 (http | https | ftp)_proxy に 127.0.0.1:3128 を設定
としておけば、毎回ユーザ名、パスワードを入力する作業から解放される。
補足
今回の設定は、認証ありプロキシがBasic認証の場合向けで、LTLMとかだと別な設定が必要かも。
Homebrew の /usr/local/etc/squid.conf はシンボリックリンクなので、 brew upgrade
で突然デフォルト設定になることがあるので注意。
今回、これを書いたのは、まさにそれにハマって設定し直すのに時間がかかったため。