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仮想通貨のEthereumをマイニングしてみる

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最近、仮想通貨が云々な記事を見かけて、ちょっと興味を持ったのがきっかけでマイニングをやってみた。
色々と調べてみたけど、投資額に見合う金額が回収できない!という記事ばかりだったので、
実は儲かるのを隠してんじゃないの?と気になったので試してみた。

環境

新規に購入する余裕は無かったので、デスクトップPCを使った

  • Win 10 Pro
  • i5-6500
  • RAM 16 GB
  • Geforce GTX 970

マイニングツール

Claymore's Dual Ethereum+Decred AMD+NVIDIA GPU Miner (通称? Claymore Dual Miner) 9.7

公式はこちら
https://github.com/nanopool/Claymore-Dual-Miner

この記事書きながら見たら 9.8 が出てた...

ウォレット

マイニングしたものを入れる先が必要らしいので、 coincheck でアカウント作成。

Web からサクッと登録できるけど、本人確認のため簡易書留が送られてくるので、使えるようになるまで数日。
出金手数料とか、用途が各取引所で異なるようなので、本格的に使う方はご自身にあったものを。

その他必要な登録

今回は Ethereum をマイニングするってことで Claymore Dual Minor の説明を見ると、Ethereum pool と Decred/Siacoin/Lbry pool というのが必要らしい。
そこで下の2つを使ってみた。

いずれも手数料、送金限度額など制限があったりするので、こちらも本格的にやる方は色々と調べたほうが良い。
今回はお試しなので、軽く調べて良さそうな所にした。

設定

リリースバイナリを落としてきて解凍すると、複数の bat ファイルが用意されている。
今回は Ethereum のみマイニングするので start_only_eth.bat という bat ファイルがあるのでおもむろに編集。

先頭から

setx GPU_FORCE_64BIT_PTR 0
setx GPU_MAX_HEAP_SIZE 100
setx GPU_USE_SYNC_OBJECTS 1
setx GPU_MAX_ALLOC_PERCENT 100
setx GPU_SINGLE_ALLOC_PERCENT 100

と環境変数が並んでおり、なにやら全力で走りそうなのがわかるがそのまま。

最後に EthDcrMiner64.exe 実行行があるので、ここを編集

EthDcrMiner64.exe -epool <Ethereum pool のアドレス> -ewal <ウォレットのアドレス>.<任意の文字列> -epsw x -mode 1 -dpool <Decred/Siacoin/Lbry プールのアドレス> -dwal <worker 名> -dpsw <worker パスワード>
  • Ethereum pool のアドレス
    • asia1.ethermine.org:4444 のように Ethereum pool のアドレス
    • ethermine.org だけでも結構な数がある
  • ウォレットのアドレス
    • 0x で始まるアドレス
    • 40桁の16進数 (0x を含めるので 42 文字)
  • 任意の文字列
    • 英数字なら何でも良さそうだけど Rig で始めるのが格好いいらしい
  • Decred/Siacoin/Lbry プールのアドレス
    • worker を登録した supernova.cc だと stratum+tcp://dcr.suprnova.cc:3252
  • worker 名
    • supernova.cc だと My Workers で追加すると右に出てくる Worker Login に書かれた文字列(グレーになってる部分も含む)
  • worker パスワード
    • 上で追加した Worker Password の部分
    • supernova.cc では平文で見えてるんだけど、なりすまされてもお得だから平文で良いよねってことなんだろか...

ということで下のような行になる (ウォレットのアドレスや worker 名、パスワードは適当に伏せた)

EthDcrMiner64.exe -epool asia1.ethermine.org:4444 -ewal 0x0f66.Rig1 -epsw x -mode 1 -dpool stratum+tcp://dcr.suprnova.cc:3252 -dwal aaa.worker1 -dpsw password

実行

マウス操作ですらカックカクになるので心の準備をしてから、 start_only_eth.bat を実行。

カックカクでスクショ撮るのが厳しかったが、雰囲気が掴める程度には撮れたのでスクショ。
(黒で潰してる部分があるので、違和感があるかもしれないが...)

起動直後
cmd1.jpg

設定が正しければ下のような感じになり、日時表示以降が延々と繰り返される感じになる
cmd2.jpg

マイニング結果

ethermine.org は、 https://ethermine.org/miners/ の後ろに 0x を除いた ウォレットのアドレスを入れると結果が確認できる。
反映されるまで15分ぐらい待った気がするが、1時間程度動かしてみて以下のような感じになった。

result.jpg

0.00004 ETH って、単位間違ってんじゃないの?という結果に。
ethermine.org って 1 ETH から送金可能みたいなんだけど、この環境だと 25,000 時間ぐらいかかるってことかな...

これがどの程度の価値か気になる方は https://coinmarketcap.com/ とかで相場を見ると、ショボさがわかる。

まとめ

少なくとも普段使いのPCで Ethereum のマイニングをやっても、投資額に見合う金額が回収できない。が正しいと思われる。

専用マシンを組むなり買うなり初期投資ガッツリできる人じゃないと厳しい世界なのかもしれない...

更新履歴

2017.08.15 新規作成

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