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AI-102に合格した感想などなど

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はじめに

AzureのAI-102試験(Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate)に合格したので、一連の感想を残そうと思います。
得点は760/1000点で、合格ラインの700点を(ギリギリ)超えることができました。

背景

数ヶ月間、RAG関連の技術を学んでいたおかげで、以下のサービスについてはある程度の実務経験と知識がありました。

  • AI Search
  • Document Intelligence

腕試しとまだ触れていないサービスの勉強もかねて受けてみました。

勉強内容

試験に向けて、以下のような勉強をしました。

1. MS Learnのトレーニング

下記のコースを一通り実施しました。
基礎的な部分をざっくり学べるので、とりあえず手を付けるならここからだと思います。
特に演習の部分はやっておいた方が良いです。後述しますが個人でAzure AI系のサービスを触るのは簡単にやりづらいため、ラボ機能(MSが教育用に用意してくれるデモ環境)を用いて操作を試しておくと良いと思います。

image.png
このようにブラウザ上でおためしが出来ます。重いしガイド的なものが英語ですが…

2. プラクティス評価の実施

試験概要ページに載っているプラクティス評価から、選択式の練習問題を受けることが出来ます。

試験問題自体の対策はこれをメインに行いました。下記のように実施結果も閲覧できます。
9割正解が安定して取れるように周回しました。
問題はあまりバリエーションが無いため、何度もやっていると問題文で答えが分かってしまいます。ですので基本的には一度受ける⇒解けなかった問題のLearnを読む⇒もう一度受けるのように進めると効果的だと思います。

image.png

試験内容

試験で出題された内容は、Microsoftの公式ガイドに記載されているものとほぼ一致していました。
試験問題自体は50問程度ですが、出題範囲は記載されているもの全てと思った方が良いでしょう。

出題されたサービス

  • ナレッジ系
    • AI Search
    • Document Intelligence
  • 画像分析系
    • AI Vision
    • AI Video
  • 自然言語系
    • AI Language
    • AI Speech

試験のポイント

1. ケーススタディが出る

特定のシナリオでどのソリューションを使うのが適切か回答するケーススタディが最初に出題されました。
ケーススタディは全5問で、全問解答しないと次に進めない&次に進むとケーススタディの再回答は出来ない、という仕様でした。

出題されたシナリオも当然ですが海外の話になるので、急には話がつかめませんでした。
ケーススタディを解くポイントは以下かなと思っています。

  • シナリオ、要件、環境をしっかりと読む
    • そもそもどういうことを実現したいのか、多言語なのか、使えるリソースは何なのか、ネットワークに制限はあるのか等、判断材料となる要素を一通り抜き出してみると良いと思います。
    • 選択式の問題であればこの段階で2択くらいには絞れると思います。
  • あまり時間をかけすぎない
    • ケーススタディは試験の1割くらいなので、分からないところは思い切って飛ばした方が良いかもしれません。再回答不可なので悩むと思いますが、あらかじめ時間配分を決めておいて判断しましょう。

2. Learnの活用

試験中はLearnにアクセスできます。公式カンぺみたいなものですが、これに頼りすぎると当然時間は足りなくなるので、使用用途は念入りな確認および分からない問題の検索くらいと思っておいた方が良いでしょう。

事前準備として、出題されるサービスへのアクセス方法を確認しておきましょう。
特に、各サービスのREST APIリファレンスにアクセスできる検索ワードを覚えておくと良いと思います。
普通に検索しようとすると、使わない.NETのリファレンスばっかり検索してしまうことになるので、フィルタ等も活用して準備しておくと良いと思います。

3. 機械翻訳に注意しよう

Microsoftのドキュメントを見ていると良くあるのですが、日本語ページが機械翻訳のせいで理解不能な翻訳になっていることが非常に多いです。試験の問題文も同様です。
惑わされないように注意しましょう。特に、専門用語はそのまま使用されることが多いです(例:AI 音声⇒AI Speech)。

4. 自分で触ってみるのが1番身につく

可能であれば、各サービスを実際に触っておくことをお勧めします。
AIソリューションの構築には共通部分が多いため、一つでも経験を積むと理解が深まります。
このサービスはどういう手順でデプロイする?のような問題もあるため、CUIとGUI(Azure Portal)両方で遊んでみるレベルでもやっておくべきだと思います。

感想

テストセンターで受験したせいか、なぜか4:3の画面比率で受けることになり非常に見にくかったです(なんでこの比率なの…?)
また、今回は試験範囲にありませんでしたが、AI Servicesはそのうち来るだろうなと思っています。来年更新する時には内容が多分に変わっている可能性もあるのでこわいです。頑張ります。

おわり

初めてのAzure試験ということで不安もありましたが、結果的には運よく合格することができました。ソリューション構築とAI Search&Document Intelligenceについては高い得点が取れていたので、経験がちゃんと身についていることを実感できて満足でした。
AI-102の上位資格が出たらチャレンジしてみようと思います。

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