37歳から未経験でエンジニアに転職し1年5ヵ月目でフリーランスエンジニアに転向したさわら(39歳)です。
先日、X(Twitter)で、
と呟いてみたところ有難いことにたくさんの反応と有意義な意見を頂くことが出来ました。
私自身、なんとかエンジニアとしてのキャリアをスタートさせることが出来たものの、果たして、ここから1年後もエンジニアとしてやっていけているのか不安は尽きません。
曲がりなりにも即戦力を求められるフリーランスの私がこんなことを言うのはどうかと思うのですが、私はお世辞にもスキルのあるエンジニアではなく、正直なところ計画性も皆無で運と人当たりだけでなんとかやってきたようなところがあります。
そのため、エンジニアとしていかにバリューを出していくか、これはフリーランスエンジニアになる前、エンジニアに転職後の大きな課題でした。
そして、今後フリーランスエンジニアを続けていくにあたりこの課題はこれまでよりも重く圧し掛かってくることは明白です。
というわけで、1年後もエンジニア続けていけていられますように…という願いを込め、私なりのエンジニアとしての生存戦略を備忘録としてまとめておきます。
ちなみにエンジニアといっても多種多様かと思うのですが、後述する生存戦略はエンジニアリングと直接は関係のないところ(いってしまえばごくごく当たり前のこと)なので、私と同じWeb系のエンジニアじゃなくても転用可能かと思います。
■とにもかくにも隙間を見つけること
常にキャッチアップを続けることは当然として漠然とやっていても効率が悪いので、伸ばしていくべきスキルをどのように見つけるのか考えます。
1.周りをよく見る
慣れない内は目の前のタスクで手一杯になりがちですが、チームのメンバをよくみることは、とても大事だと思っています。ここでの着眼点はメンバのスキルセットです。誰が何が得意で何が苦手かということが分かれば、チームの生産性に寄与するためには、どこを伸ばすべきなのか見えてくるので、あとは、そこを重点的に強化することでバリューが出せるのではないかと考えます。
2.新しい技術は積極的に担当する
前述した周りをよくみるにも繋がる部分ですが、メンバのことをよく見ていると、そのプロジェクトや社内に、ある程度の知見あるような技術でバリューを出していくのは、正直、難しいと感じます。もちろん、微経験でも10年選手を相手に同じ土俵に立ってバチバチやれる人もいるのかも知れませんが、少なくとも私には無理です。そこで新しい取り組みについては積極的に担当することを心掛けるようにします。これにより自身の得意な土俵を作りながら皆の苦手を補うという組み合わせでバリューが出せるのではないかと考えます。
3.1と2のデメリット
1と2を実直に繰り返すことでバリューは出せるかも知れません。しかし、この戦略のデメリットは受動的である点です。どこを伸ばすとバリューが出せるのかというのは現場によるしチームによるので、適切に案件を選択しなくてはキャリア迷子のような状態に陥りやすいと思われます。特に未経験や微経験でアサインされる案件については選択肢も少ないので、ご縁だったり運で左右されてしまうところ大きいです。もし自身の望むスキルセットを実務で伸ばせない場合は業務外でやっていく、もしくは、力業ですが、アサインされたプロジェクトで自分のやりたい仕事を創出するくらいしかなさそうです。自分の伸ばしたいスキルと欲されているスキルがアンマッチだとモチベーションがあがらないというのも難点ですね。
さいごに
1年後もエンジニア続けていられるように。【39歳微経験フリーランスエンジニアの生存戦略】を自分なりにまとめてみました。ここで挙げたことはごく普通の当たり前のことだとは思うのですが、そんな当たり前のことを実直にやっていくことが大切だということを自戒の意味を込め記しておきます。最後まで読んで頂きありがとうございます。1年後も元気でお会いできますように。