2024/2/24にSnowflakeの入門資格Snowpro Core Certificationを受験して合格しました。
これからこの試験を受けようと思っている方に向けて何らかの情報を残しておければと思います。
背景
属性
- いわゆるJTBCのノンエンジニア
- 応用情報技術者、データベーススペシャリスト、AWS Database Speciality保有
- 実務ではMicrosoft SQL Serverを主に使用
- PostgresSQLは趣味で使用。Oracle, MySQLはよく知らん
勉強法のなかで有用と思ったものについては⭐をつけています。
主な勉強法(input)
Snowflakeの各種機能について解説した資料は公式ドキュメントをはじめとして多くあります。データベース自体に対する理解度や内容の網羅性によって、とっつき易いところから始めると良いでしょう。
⭐[COF-C02] SnowPro Core Certification Exam Study Guide
[COF-C02] SnowPro Core Certification Exam Study Guide
Snowflake公式のLEARNING TRACK(要アカウント作成)から見ることができる17ページの試験ガイダンスです。出題範囲を概観することができるので、これで一通り眺めた後に理解度の低い分野などを補強すると良いでしょう。
⭐Snowflakeドキュメント
公式によるドキュメントで、基本的にこの内容をマスターすれば問題無いのですが結構分量があります。よって、演習問題で間違えたときの答え合わせなどに使うと良いでしょう。流し読みするにしても結構な分量があるので全部通読するというわけにもいきませんが、結局ここに書かれていることがすべてだったりします。
⭐[技術書同人誌] Snowflakeの歩き方
Snowflakeの歩き方 ーSnowflakeで始めるデータ基盤ガイド!
2023/5/21発行。日本ではほとんど貴重なSnowflakeの入門書といったもの。私はこれで一通り導入の勉強を済ませることができました。
⭐[技術書同人誌] Snowflakeで作る新時代のデータ基盤
2023/8/13(C102夏コミ)発行。ひとつ前の書籍の発行者さんによる最新刊となります。Snowflakeとは何ぞやという紹介から脱し、Apache Iceburgやdbtなど他のサービスとの連携・活用がメインの内容となっています。連携サービスに関してはSnowpro Core試験ではあまり出題されないですが、ハンズオン的な内容が多いので実際に使ってみるとこんな感じなのかという理解に役立ちます。
[技術書同人誌] Snowflakeのすゝめ
サービスとしてのSnowflakeをライトに紹介する感じで、試験対策にはならないです。
⭐ハンズオン
Snowflakeではアカウント作成後30日間または400ドルのクレジットを使い切るまで、無料でアカウントを使用することができます。データのロード・アンロードなどのSQLコマンド発行や、ダッシュボードに何があるかなどの確認には実物を触ってみるのが一番です。
⭐[Udemy] Ultimate SnowPro Core Certification Course & Exam - 2024
Udemyの講座の中では合計7時間と比較的コンパクトだったのでこれにしました。会社が契約していたudemyが使えたので無料で受講できました。
主な勉強法(output)
Snowflake試験については日本語の問題情報が少ないです。書店でも問題集のようなものは販売されておらず、実際の形式に近い試験問題を解いて場慣れするための演習問題選びには苦労しました。
⭐[Udemy] Snowflake SnowPro Core Certification Practice Tests COF-C02
1回分120問程度の練習問題が6回分あり、分量としては文句ありません。ただし全部英語なので英語が得意でない場合は読解に時間を要しますが、リード文を翻訳ソフトで処理していけば問題ないでしょう。問題の選択肢に変な和訳もないので良質です。会社が契約していたudemyが使えたので無料で受講できました。
COF-P02: Practice Exam: Core
Snowflake, Pearson VUEが公式に提供していると思われる練習問題です。英語版しかなく、70分間で50ドルです。ボリューム的には本試験の1/2~2/3くらいでしょうか。公式ということで最も信頼できそうですが、分量が少ないこともあり、私は使用しませんでした。
JPNTEST
Snowflake SnowPro-Core日本語 試験問題集
こちらのサイトには339問8500円~の問題集が販売されています。サンプル問題を見る限り、本試験で出題された問題に近いものも30%くらい収録されているようです。ただし、日本語訳に時々おかしなものがあり、読みながら補正する必要があります。これらの問題を補正できそうであれば使ってみても良いかもしれません。私は使用しませんでした。
日本語訳がおかしなもの。(寄木細工→parquetのこと)
選択肢がバグっているもの。