まずは完成した写真です。購入を考えた当初は予定していませんでしたが、良さそうだったので木製のケースにしてみました。("G"と"F6"はないので、他で代用しています)
はじめに
同様な記事やサイトがいくつもあるので、購入~組み立てまでの事を簡単に書きます。以下のような方の参考になると幸いです。
- Ergodoxに興味がある
- 自分だけどErgoDoxを作りたい
- クリア軸、グレー軸を選びたい
- はんだ付け未経験だけどチャレンジしてみたい
費用・購入品一覧
パーツ | 製品名 | 値段 | 購入先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
キースイッチ | Cherry MX Clear Keyswitch | 60$ | WASD Keyboards | 100個買うと$0.60/個になる |
キーキャップ | DSA Granite Keyset(DSA Granite Keyset: Ergodoxian) | 55$ | Pimp My Keyboard | 文字部分用 |
キーキャップ | DSA Granite Keyset(DSA Granite Keyset: Common Kit) | 55$ | Pimp My Keyboard | Ergodox用のキーキャップセット。Ergodox特有のx1.5とかのキーキャップが入っている。結局あまり使わなかった。。 |
キーキャップ | DSA PBT/ABS Blank Keycap Sets(DSA PBT Blank Sets: Ergodox Modifier Set, DSA Color: Black (NEM)) | 29$ | Pimp My Keyboard | 文字部分以外(数字、記号)用 |
キーボード本体パーツ | ErgoDox PCB Set | 25€ | Falba Tech | |
キーボード本体パーツ | Teensy 2.0 USB Development Board | 22€ | Falba Tech | |
キーボード本体パーツ | ErgoDox Aluminium CNC switch plate | 15€ | Falba Tech | キーボードケースの種類によってはいらないものもある |
キーボード本体パーツ | Ergodox Electronics and Cables - Diode SMD | 18€ | Falba Tech | |
持ち運ぶようのケース | Soft ErgoDox Cases - ErgoDox Soft Cases FullHand: Cordura Orange Dots (with Drawstring Closure) | 17€ | Falba Tech | |
キーボード本体パーツ(ケース) | ErgoDox Standard Oak Wood Case with oil finis | 75€ | Falba Tech | |
組み立てサービス | Partial assembly of a keyboard - Service | 15€ | Falba Tech | キースイッチ以外のはんだ付けをやってくれる |
高級キーボードですねw 色々選びながら4,5ヶ月かけて少しずつ買っていったので気づかなかった。。
1. キースイッチ選定
RealForceやHHKBで使われている静電容量無接点のキースイッチは打感、耐久性共に素晴らしいです。メカニカルキースイッチ(Cheery MX)で、できるだけ打感が近いものを探すところから初めました。
普段使っているRealForceはこれでキースイッチは等荷重の45gです。クリック感があり(tactile)、重めが好きです。似ているCherry MXのスイッチだと、青軸、クリア軸、グレー(Tactile Grey)軸になるかなと思います。今回は色々考えた結果クリア軸にしました。
ただ、問題はクリア軸やグレー軸は、組み立て済みのErgoDox(Ergodox EZやFalbatechの組み立てサービス)のラインナップには存在しないことでした。
その為、キースイッチはWASD Keyboardsで別途購入し、自分ではんだ付けすることを決意しました。とりあえず100個を購入、2週間程で到着。
**キースイッチにはPCBとPlate Mountedの2種類があります。Falbatechでキーボードのケースを購入する場合、ケースによって必要となるスイッチの種類が変わりますのでご注意ください。**私が購入した木製ケースはケースの他にプレートが必要で、それに合わせてキースイッチもPlate Mountedなものが必要でした。PCBとPlate Mountedの違いはこちらがわかりやすいです。
2. キーキャップの選定
Falbatechのサイトでは今(2017年3月現在)ではいくつか販売しているようですが、私が探していた時はありませんでした。また、キーキャップは色々選びたいと思っていたので、Pimp My Keyboardのサイトから合計3セット購入しました。
3. パーツの選定
これはFalbatechのFAQにErgodox組み立てに必要なパーツが載っていますので、それを参考にしました。2周間ほどで到着。
最初、送り先の住所を間違えましたがMyPageから連絡したら、快く変更を対応してくれました :)
Partial assembly of a keyboardを選ぶとこんな感じで、キースイッチ以外が着いた状態で届きます。
(スイッチの部分は自分で付けた所です)
4. はんだ付けの練習
これまでハンダ付けをしたことがなかったので、はんだごての購入、はんだ付けの練習をしました。はんだごては、どれが良いかわからなかったので評価が良かったこれを、はんだ付けの練習にはこれをAmazonで買いました。全5セット入っているので全部やり終わることには、少しは上達していました。
5. いざ組み立て!
実際に組み立てる前に、この動画を参考にしてイメージを掴み実際にやってみると、はんだ付け自体は1時間程度で終わりました。いくつか不格好ものもありましたが、無事全てのキーが動くことが確認できました!
付け終わった後はこんな感じ。
動作確認中。
ケースは意外と大きかったです。
6. 好きなキーマップを設定する ←いまここ
組み立ててからが本当の始まり。ErgoDox最大の魅力の一つが柔軟なカスタマイズ力!最適なキーマップを探求していきたい。
まとめ
全くの初心者でしたが、色々なサイトを見ながらやってなんとか出来ました。一度練習しておいてよかったなと思います。何か他に聞きたいことがありましたら、コメント欄またはtwitterでご質問下さい。
また、購入、組み立ての際にgoolge検索でヒットする殆どのErogdoxの購入、組み立てについて書いてあるサイトを参考にさせて頂きました!ありがとうございました!!
以下、感想です。
- はんだ初心者でも練習すればできる
- 全くの初心者は一度は練習して臨んだ方が良い
- キーマップを変更することが多いので、キーキャップは(少なくとも文字以外は)無刻印の方が無難
- 自分で組み立てるとより愛情が湧く気がする
- クリア軸、グレー軸がもっと普及してほしい
- 今後はMeetup等にも参加してみたい