#はじめに
本来であれば2020年5月24日(日)のTOEIC試験を受験予定だったのですが、残念ながらコロナで試験中止になってしまいました。
せっかく勉強したので、自宅受験の体で試験当日と同じように2時間時間をはかって公式の過去問を解いた際のスコアです。
なので、タイトルの”初受験”は正確に言えば問題集を解いたこと、”スコア700”は問題集の自己採点の結果です(もっと言うと、公式問題集のスコア表は「345~420」のように幅広いため、中間値を得点スコアとしています。)
そのことをご了承ください。
今度はちゃんと実施されますように。
#採点結果
リスニング:素点76(スコア換算範囲345-420)
リーディング:素点72(スコア換算範囲310-390)
TOTAL:素点148(スコア換算範囲655-810)
#勉強開始前の状態
・TOEIC受験経験なし
・大学2年次以降から今に至るまでの4年間、英語学習から遠ざかる(この間英検等の受験もなし)
・大学入学時にクラス分けのために受けた、大学独自のテストのTOEICスコア換算は確か600点代位
・英語自体は好きな方
#勉強方法
何冊も参考書を扱う等の複雑な勉強法は好きではないので(みんなそう)、ありきたりなことをシンプルに行いました。勉強方法とかマインドとか、大学受験で1年浪人したときのことが結構活きました。
・単語帳
・テキスト
・問題集
##単語帳
使用したのは金フレという略称でおなじみ、超王道の「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」のみです。
何事にも通ずる言葉ですが、「継続は力なり」。英語学習において単語は特にこの言葉が当てはまるのかなと思います。
この単語帳はスコアごとにレベル分けされています。以下1周目の所感。
・600点レベル(400語):9割が「知っているor覚えている」単語
・730点レベル(300語):7割が「知っている」その内の4割くらいが「覚えている」単語
・860点レベル(200語):5割が「知っている」その内の2割くらいが「覚えている」単語(知らない単語でも、語感と意味の紐づけが容易なものが多い印象)
・990点レベル(100語):大体見たことない単語(完全暗記するしかない、なんじゃこりゃな単語ばかり)
トータル4~5周分くらいやりましたが、"今から1周目"、"次は2周目"ときっちり周の区切りを意識していたわけではないので、段階毎の勉強方法を紹介します。
###ステップ1
平日は1日100~200語を目安に、通勤・退勤・お昼休みを利用してこなしていました。
完璧に覚えようとするのではなく、一旦目を通して見たことあるけど忘れてしまっている単語の記憶を呼び起こしたり、全く知らない単語は一回覚えようとしてみるくらいの気持ちで。
休日はどのステップでも共通で、やる気に満ち溢れていたら単語帳をやり、どっぷり休みに浸りたい気分だったら金フレを買えば無料でダウンロードできる音声データを聞いていました。
###ステップ2
ステップ1でひととおり単語帳には目を通したので、ここからは本格的に覚えていきます。
①600点レベルの400語を集中的に2周やる
②3周目では意味がパッと出てこない単語の横に正の字の「一」を書く
③「一」をつけながらの3周目が終わったら、「一」のついた単語だけを徹底的に覚える
④730点、860点レベルも同じようにやる(990点レベルはちょっと次元が違うので置いておきます)
###ステップ3
「一」をつける作業を860点レベルまで終えたら、最初にやった600点レベルは忘れている単語があったりします。そこで今度は「一」のついた全単語を最初から見ていき、意味が出てこなかったものには線を付け足していきます。
###ステップ4
正の字印の有無に関わらず、最初から全単語をさらっていきます。
この段階では990点レベルの単語もさらっと見ておきます。
##テキスト
使用したのは「TOEIC L&Rテスト はじめてでも600点が取れる!」です。
職場の人が何冊かTOEIC対策のテキストを大量に貸してくれました(ありがとうございます)。
その中でもこのテキストは、著者の音声での説明を聞きながら進めていく形式なので、大学の講義みたいで良いな~と思って選びました。そんなに深く考えてないです。
テキストに関しては、問題集を解くウォーミングアップ的な立ち位置で考えていたので、とりあえずそのテキストの章立て通りに学習しました。
##問題集
使用した問題集は、
・「TOEIC L&Rテスト はじめてでも600点が取れる!」
・「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5」
・「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6」
の3冊。計5回分解きました(公式問題集の1回は本番試験として解く用にとっておきました)。
試験勉強において一番大事なのは問題を解くことだと思っています。模試や過去問を解くメリットは下記です。
・慣れる
・苦手分野を把握できる
・自分の回答の傾向を分析できる
私は問題集に臨む際、「解く→間違えた個所を復習→記録」を一連の流れとしていましたが、復習と同じくらいに”記録”も重要だと思っています。
浪人時代、予備校の講師に教えてもらった過去問記録法のおかげで志望校に合格できたと思っているので、今回もTOEIC問題集を解いたらその方法で記録しました。
詳しい内容はさすがに恥ずかしいので、フォーマットだけ載せておきます。
大事なのは①時間、②結果、③感想・反省の欄。
①時間
・本番と同じ2時間をはかるが、時間になっても解くのをやめない
・最後まで解き終わった時に、どの位オーバーしたのかor巻いたのかを書く(20分オーバーだったら「+20」)
②結果
・得点だけでなく正答率を記す(正答率の方が大事)
・例→ Listening:60%(300/495点)
③感想・反省
・苦手分野や回答の傾向等を結構びっしりと記す
・「リスニングでは取れたはずの問題を落とすことが多いので慎重に。」とか
・ここを読み返すだけで、次に問題を解くときに気を付けるべきポイントが明確になる
やっていることはさして珍しくはないと思いますが、これをちゃんと記録として明文化するのとしないのとでは、模試や過去問を解く意義が変わってきます。
#勉強の際のマインド
最初の方に継続が大事だよねと書きましたが、継続していくためには**「緩急をつけること**」、もっといえば**「”緩”を認めること」**が必要になると思います。
100%の力でずっと続けていこうとすると、仕事の忙しさ等によって無理が生じてくるし、何より100%の力で出来なかったときに自分を責めてしまいがちになります。
なので最初から「休む日があっても、出来ないことがあってもよい」という心持ちでいた方が結果良いです。
(また浪人時代の話になりますが、センター試験の翌日急に気持ちがプツンと切れてしまって、朝予備校の最寄り駅まで行ったものの引き返して江の島に行ったことがあります。笑)
今回のTOEICの勉強においても、継続的に行うことを目標としていた単語は「音声を聞くだけ」という”緩”を認めていたおかげで続いたと思います。
#今後
次回の試験日は2020/9/30(日)なので、受けようかな。
英語は好きだし、エンジニアしていて英語が出来て損はないので細々と勉強は続けていきたいです。