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Win32の長いパスを有効にする

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長いファイル名を持つファイルができてしまったときに、毎回ゼロスタートで調べている気がするので、備忘メモを残します。

長いファイル名のファイルができてしまう要因

普通に作業をしていると、Windows 上で長いファイル名のファイルができることは希だと思います。私の場合、Windows のファイルパス長の制限(260文字)を超えるケースは、ネットからダウンロードしたファイル名が長かったり、圧縮ファイルを展開したい際にフォルダ構造が深かったりした場合に起きがちです。Linux系のフォルダ構造を含んだ圧縮ファイルを展開した場合などがその典型でした。

今回やらかしたのは、Google Workspace の領収書ファイルでした。ブラウザで表示した領収書を「印刷」でPDFファイルとして保存した際、ファイル名を変更せずに保存したら、とんでもなく長いファイル名になってしまいました。

コマンドプロンプトから削除を試みる

エクスプローラから削除できないファイルでも、コマンドプロンプトやパワーシェルからであれば削除できるケースが割とあります。今回も同様にやってみましたが、削除・移動・名前の変更(DEL/MOVE/RENAME)のいずれもできませんでした。コマンドプロンプトから「短い名前」(MS-DOSの8.3形式)のファイル名で削除しようとしましたが、それもダメでした。

Win32の長いパス名を有効にする

対処方法をネットで探すと、「Win32の長いパス名を有効にする」で出来そうだということが分かりました。実際に今回のケースはこれで解決しています。
具体的には、Windows 11のローカルグループポリシーエディタ(gpedit.msc)を使って、設定変更します。「管理用テンプレート」→「システム」→「ファイルシステム」の下にある「Win32の長いパスを有効にする」を、「未構成」から「有効」に変更します。
この設定変更は再起動後に有効となるので、Windows を再起動して、改めて問題のファイルにアクセスすると、問題無く削除できるようになりました。

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