基本情報技術者試験
こちらより
内容がまとまったので
まとめて投稿しなおします。
#①プロジェクトマネジメントの基礎
PMBOKが有名
JISQ 215000 : 2018 が定められています。
PDCAサイクル
Plan(計画)→Do(実行)→Check(チェック)→Act(改善、処置)
基本用語
プロジェクト
企画・計画された事業のこと
有期性: 明確な開始、終了時点がある
独自性: 他と異なる点
プロジェクトマネージャ
責任者
ステークホルダ
利害関係者
プロジェクトマネジメントの知識体系
PMBOK: 体系的にまとめた物
JISQ 215000 : 2018 が定められています。
分野を10の区分で定義しています。
プロジェクト統合マネジメント
ステークホルダマネジメント
プロジェクトスコープマネジメント
作業範囲の定義、管理
プロジェクトタイムマネジメント
スケジュール作成、管理
プロジェクトコストマネジメント
予算
プロジェクト品質マネジメント
品質
プロジェクト人的資源マネジメント
チーム
プロジェクトコミュニケーションマネジメント
情報の伝達
プロジェクトリスクマネジメント
リスク
プロジェクト調達マネジメント
プロジェクトの段階
立ち上げプロセス
計画プロセス
実行プロセス
監視コントロールプロセス
立ち上げから終結を監視
終結プロセス
②結合、スコープ、タイム
プロジェクト結合マネジメント
ステークホルダの要求などからプロジェクト全体を最適化することです。
関わるプロセスは基礎の最後にあった、五つのプロセス全てです。
SOW (Statement Of Work)
作業範囲記述書
プロジェクト憲章
プロジェクト存在を正式承認する文書です。
プロジェクトマネジメント計画書
実施・管理に関する方針、方法をまとめた文書です。
プロジェクトスコープマネジメント
関わるプロセスは計画プロセスと監視コントロールプロセスです。
作業範囲のことをスコープといいます。
WBS(Work Breakdown Structure)
作業をトップダウンで抽出し、階層構造で表した物
プロジェクトタイムマネジメント
関わるプロセスは計画プロセスと監視コントロールプロセスです。
要はスケジュール管理です。
アクティビティという手順を詳細化した物を定義化します。
ガントチャート、マイルストーンチャート
月単位でのスケジュール管理に用いる図です。
ガントチャート
作業ごとに、開始時期と終了時期を棒グラフ状に記述する図です。
マイルストーンチャート
ガントチャートにマイルストーン(作業の区切り)を記述した図です。
アローダイアグラム
日単位のスケジュール計画に用います。
PERTを用いて作業日数を確認します。
クリティカルパス(余裕日程のない作業順序)など確認します。
③コスト、品質、人的資源
プロジェクトコストマネジメント
計画プロセスと監視コントロールプロセスが関わります。
要は費用計画
コンディンジェンシ予備
エラーや予定外の遅延に備えた、予備費
ファンクションポイント法
点数と振り分ける方式です。
機能ごとの複雑差をレベルと基準に点数計算します。
含まれない物
- アルゴリズムの複雑さ
- プログラムの行数
COCOMO
ファンクションポイント法に
プログラム行数や人員の能力といった要素も考慮に入れます。
下記の計算式で計算します。
システムの開発工数P = a X Kb (bは乗数)
Kは、プログラムの工数(1000単位)です。
a,bは統計的に定められた係数です。
アーンドバリュー法
進捗状況を金銭的価値に置き換えて計算する手法です。
プロジェクト品質マネジメント
計画、実行、監視コントロールプロセスが関わります。
品質計画
目標と測定方法を定めます。
品質保証
実行します。
品質管理
目標満足を測定します。
システム/ソフトウェア製品の品質特性
品質は JIS X 25010 : 1030 で定められていいます。
機能適合性
性能効率性
互換性
使用性
信頼性
セキュリティ
保守性
移植性
QC7つ道具
品質管理を行うさいに利用する図法です。
プロジェクトマネジメント人的資源マネジメント
リーダーの役割
チームの活動形態
コロケーション
メンバが一つの場所に集まって作業を行うこと
ウォールーム、プロジェクトルーム
コロケーション用のルームのこと
バーチャルルーム
リモートでの作業
コンフリクトマネジメント
意見、対立の調整
④コミュニケーション、リスク、ステークホルダ、調達
プロジェクトコミュニケーションマネジメント
計画、実行、関しコントロールプロセスに関わります。
重要なのは、ステークホルダに実績を報告することです。
以下の点が大事です。
- 情報の緊急度
- 技術の可用性
- プロジェクト要員配置
- プロジェクト期間
- プロジェクト環境
プロジェクトリスクマネジメント
好機を発生させ
脅威を抑えるのが重要です。
リスクマネジメント
下記の手順で大まかに行われます。
1,リスクの識別
2,リスクアセスメント(アセスメントとは分析して評価)
3,リスク対応の策定
評価値
下記のような形で求めます。
被害金額(影響度)x発生確率
残留リスク
優先度が低く、残したままにしたリスク
RBS(Risk Breakdown Structure)
リスクをトップダウンで抽出し、階層構造で表す図です。
コンティジェンシプラン
リスクの顕在化した場合の代替計画
コンティンジェンシ予備
リスク対策予算
脅威に対するリスクコントロール
下記のようなコントロールがあります。
- リスク回避
- リスク移転
- リスク軽減
- リスク保有
ステークホルダマネジメント
ステークホルダと上手く共同プロジェクトにすること
ステークホルダ特定
ステークホルダ周りの調査
ステークホルダエンゲージマネジメント
エンゲージマネジメントとは[物事への関心の深さ]
プロジェクト調達マネジメント
計画、実行、監視コントロール、終結プロセスが関わります。
RFI (Request For Information)
ベンダに情報提供を依頼
RFP (Request For Proposal)
ベンダに提案を依頼
RFQ (Request For Quotation)
ベンダに見積もりを依頼
⑤PERT(プロジェクトタイムマネジメント)
PERTはアローダイアグラムを用いて日程や余裕日程のない(クリティカルパス)
を分析する技法です。
アローダイアグラムについて
1,矢印順に作業を行います。
2,複数の矢印が集まる場合、集まってからでないと始めれません
3,ダミーアローがある場合、矢印が集まって、かつダミーアロー元の作業が始まってないとできません。
4,上に升目を用意して最早、最遅結合点時刻を書き込みます。
ダミーアロー
実際の作業があるわけではないです。
依存関係がある時書きます。
作業日数は0日とします。
最早結合点時刻
1,最初の地点から0として書いていきます。
2,作業日数をプラスしていきながら順に書いていきます。
3,複数集まる場合は最も大きな物を採用します。
最遅結合点時刻
1,終わりの地点から最早の数値より書いていきます。
2,遡って書いていきます。
3,複数集まる地点は再早とは逆に最も小さい物を採用します。
クリティカルパス
最早と最遅の時刻が同じ値である結合点を
全て通るように結んだ経路がクリティカルパスです。
# ⑥コスト見積もりと評価(プロジェクトコストマネジメント)
見積もりの技法
類推見積もり
過去の実績値と元に
係数見積もり
基準値に作業量を表す値を乗じて見積もる。
三点見積もり
最善値、最悪値、最も頻発する値
の3点で見積もる。
専門家の判断
デルファイ法など専門家の力を活用する。
工数を表す単位
「人日」や「人月」という単位を用います。
基本、人数x日数(月数)で計算します。
ファンクションポイント法
機能の数と複雑さを元に、システムの規模を見積もります。
補正係数をかけて得点調整を行うこともあります。
アーンドバリュー法
進捗をPV,EV,AC三つの金銭価値とに置き換えて扱います。
CVとSVという差異から予算、計画内に治っているか確認します。
PV(Planned Value, 計画価値)
所定期間内に、作業に見積もられた予定金額
EV(Earned Value, 獲得価値)
出来高、進捗パーセンテージを表します。
AC(Actual Cost,実コスト)
EVの出来高に費やしたコスト
アーンドバリュー法 差異
CVとSVという差異から予算、計画内に治っているか確認します。
CV(コスト差異)
CV=EV-AC
0以上で予算内
0未満で予算オーバー
SV(スケジュール差異)
SV=EV-PV
0以上で計画通り
0未満で計画遅延