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パブリックDNSとプロバイダDNSの応答速度を比較してみた

Last updated at Posted at 2024-02-07

はじめに

たいろーさんのvoicyラジオの中で「パブリックDNSを使うとネットが早くなるよ」という話があり、気になったので調べてみました。
https://voicy.jp/embed/channel/1232/704106

そもそもDNSとは

DNS(Domain Name System)とは、IPアドレスとドメイン名を紐づけし、IPネットワーク上で管理するシステムです。

IPアドレス(例:17.253.144.10)とはコンピューターやネットワークを識別するためのものであり、それを文字で名づけたものをドメイン(例:apple.com)と呼んでいます。

スクリーンショット 2024-02-07 17.21.18.png

発生しうる問題

表示しようとしているサイトのサーバーだけでなくDNSサーバーがダウンしていると通信できないということも発生します。
そしてプロバイダのDNSサーバーとの通信に時間がかかるとサイトの表示や通信が遅く感じるということもあります。

そこでパブリックDNSの登場というわけです。

パブリックDNSとは

パブリックDNSとはインターネット上で誰でも自由に利用できるDNSサーバーのことです。
有名なのはGoogle Public DNSで応答速度が非常に速く、セキュリティ性も高いと知られています。

Google Public DNSの公式ページに記載されていますが、
IPv4とIPv6両方のDNSサーバを提供しています。

IPv4
8.8.8.8
8.8.4.4

IPv6
2001:4860:4860::8888
2001:4860:4860::8844

パブリックDNSとプロバイダDNSの応答速度を比較してみる

digというコマンドを使って調べてみます。

digコマンドとは、domain information groperの略で、直訳すると「ドメイン情報の手探りツール」です。

dig コマンドを使用して特定のDNSサーバーに対するクエリの応答時間を測定する場合、OSのシステム設定でDNSサーバーを変更する必要はなくクエリを送信するDNSサーバーをコマンドライン上で直接指定できます。

Google Public DNSの応答速度

$ dig @8.8.8.8 www.google.com
回数 Query Time (msec)
1 5 msec
2 5 msec
3 6 msec
4 12 msec
5 5 msec

プロバイダのDNSの応答速度

$ dig @x.x.x.x www.google.com
回数 Query Time (msec)
1 5 msec
2 5 msec
3 5 msec
4 4 msec
5 22 msec

Macの場合はシステム設定のDNSサーバーにて設定している情報を確認できます。
スクリーンショット 2024-02-07 9.28.55.png

結論

体感できるほどの差はなかった! ←はキャッシュされているIPの可能性が高くそもそも比較方法も怪しいです。
調査したいDNSサーバーに各IPアドレスがキャッシュされているかの確認方法も分からないためそもそも比較は難しいとの結論です。勉強します。

ならどこで使う?

フリーWifi等パブリックなWifiやネット環境の場合に速度やセキュリティの観点から使うのはいいかもしれません!
ただしパブリックDNSにもセキュリティが完全ではないので使用の際はご注意ください。
もちろんプロバイダ次第ではDNSサーバーの性能が違うのでまずは確かめてみるのも良いと思います。

参照:
https://traffics.jp/blog/dns-structure/

最後に

弊社では、経験の有無を問わず採用を行っています。
興味のある方は是非カジュアル面談しましょう!

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