LoginSignup
4
4

More than 3 years have passed since last update.

【VMware】ネットワークアダプタのアダプタタイプとは?

Posted at

はじめに

仮想マシンを構築しようとしていた際に気になったので、本記事を書きました。
業務で仮想マシンを設定する場合、なんとなくアダプタタイプを「VMXNET3」を選択していると思います。
今回は、こちらのアダプタタイプについて解説してきます。

キャプチャ.JPG

アダプタタイプ

VMXNET3

VMware Toolsに含まれる仮想マシン向けの専用アダプタ。
仮想マシン向けに最適化された機能が含まれている。
(仮想マシン構築時には基本的にこれを選択する。)

特徴

  • IPv6オフロード、MSI/MSI-X 割り込み配信等の機能がある
  • サポートされるOSは限定されている

WindowsOSのNICを「VMXNET3」にする場合は、「VMwareTools」のインストールが必要。
(インストールしない場合、ネットワーク接続ができない。)

E1000e

物理NICのエミュレーションしたアダプタ。
Intel 82574 ギガビット イーサネット NIC のエミュレート バージョン。

特徴

  • Windows8以降のWindows仮想マシンのデフォルトアダプタタイプ
  • Linux仮想マシンの場合、UI(インターフェース)から使用不可

SR-IOV パススルー

SR-IOVは「Single Root I/O Virtualization」の略。
仮想マシンの仮想ネットワークアダプタを、ハイパーバイザーを介さずに直接物理ネットワークアダプタにマッピング。

つまり、「仮想マシンのNIC = 物理NIC」ということにするタイプ。

※こちらのサイトでは、図付きで分かりやすく解説されている。
ESXi 6.7U2 環境下におけるMellanox ConnectX-5 ENでのSR-IOVの動作

特徴

  • 仮想マシン内のゲストOSとマッピングされるハードウェアの両方がSR-IOVに対応している必要がある
  • 遅延によって障害が発生したり、必要な CPU リソースが増加したりする可能性のある仮想マシンに向いている
  • ESXi6.0 以降の場合に「Red Hat Enterprise Linux 6」以降および「WindowsServer2008R2SP2」の仮想マシンで使用可能

まとめ

アダプタタイプ 内容
VMXNET3 仮想マシン向けに最適化された機能が付いているアダプタ、vSphere環境のみで利用可能
E1000E 物理NICをエミュレーションしたアダプタ
SR-IOVパススルー 仮想ネットワークアダプタを直接物理のネットワークアダプタにマッピングするアダプタ

参考

仮想マシンのネットワーク アダプタを選択する
ネットワーク アダプタの基本

4
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
4