「Applibot Advent Calendar 2022」 21日目の記事になります。
前日は @hasebe_takumi さんの
「チーム全体の思想やノウハウを共有しながら実装できる!!「モブプロ」のススメ」という記事でした!
はじめに
この記事では、メモを管理できるようになることを目的としています。
メモは個人の記録のためにあるだけでなく、言質を取るという目的としても役立ちます(実際に職場でも口頭ですり合わせが行われた事柄について、言った・言ってない論争が起こったり起こらなかったり...)
要するに「どこにメモしたっけな〜」「なんだ、ちゃんとメモしてるじゃん」「あの時メモっていれば...」を防ぐために大事だと感じていることをまとめました。
あくまでも個人の経験に基づくものなので、もしより良い方法やツッコミがあればご指摘・コメントいただけると幸いです。
1. メモを取ることに神経を使わないこと
当然、メモを取ることが目的ではありません
オススメは常に開いているアプリまたはウィンドウでメモすることです。(slackやチャットワークの自分宛など)
私はメモが間に合わない場合には、ボイスメモや画面共有されている場合はスクリーンショットを利用します。
オススメしない方法① メモアプリを使う
メモアプリの良い点としては、メモをする場所が一つに集約されるため、メモを見失うことが防がれます。
またEverNoteなどアカウントの紐付けができるメモアプリでは、端末を気にせずメモを取ることができます。
ただオススメしない理由として以下が挙げられます。
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メモアプリ自体の管理コストがかかる
データ連携のし忘れでマシンの切り替えによりアプリごとデータが消えてしまったことがありました(一敗)
ローカルでメモを保存している場合はアプリの引っ越しが必要です。
また会社によってはセキュリティの観点からアプリのインストール/アップデートに許可が必要な場合もあります。 -
アプリでメモを完結させるためページ/タブ作成、タイトル付けなど、前準備をする時間がどうしても取られる
突然の口頭連絡に対応しづらかったり、序盤の内容を聞き逃がしてしまうことがあります。
起動時のディレイも気になります。
オススメしない方法② 手書きでメモを取る
一番メモを取ることに対するコストが低い方法として挙げられます。
私も頭の整理のために手書きで書き出すことがよくあります。
ただメモアプリと同じように手書きメモにも欠点はあります。
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読めない
あくまでも個人の見解ですが、エンジニアは字が汚いです。
文字を書かなければ字は汚くなるし漢字も忘れます。
私は30分前に書いた自分の文字が読めません
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コピペできない
後述しますが、書いたメモはそのままにせず、別の場所で管理するのが良いと思っています。
そこでコピペできないのはかなり面倒で、手書きの文字を解読しつつ文字起こしする手間が必要になってきます。
他人に共有する場合にも同じことが言えます。
2. 取ったメモを放置しないこと
メモを情報として蓄積していくことが大切だと思っています。
要するに、取ったメモを整理して管理しておく場所を作ることが大切です。
私の所属するプロジェクトでは資料管理共有ツールとしてConfluenceを導入しています。
個人用のページを作り、カテゴリ別にメモをまとめておくことでその場限りのメモではなく、情報として残すことが可能になります。
また大抵の場合は自分でメモしたことが誰かの役に立つ情報であったり、必要とされている情報であったりするためページごと共有しやすいこともメリットとしてあげられます。
また、まとめる際には目次や見出しなどぱっと見てどのようなことがまとめてあるかが把握できると尚良いです。
特にちょっとしたtipsなどはざっくりと見出しをつけておくことで辞書的な使い方が可能になります。
3. 見やすいメモ術紹介
目次で完結させる
先ほど紹介した通り、目次だけで大まかな内容が把握できるようにしておくと良いです。
markdownで見出しをつけておきましょう。
Confluenceに限らずGitHubのwikiページやQiita Teamなどでも活用できそうです。
図を貼る
設計や頭のイメージを図に起こすと直感的に理解しやすく、資料として残しておくのにも、誰かに説明するのにも便利です。
特にフローチャートやクラス図を起こす時にはdraw.ioをよく利用します。
下記はdraw.ioを使っています
また字が読めないので手書きはNGという話をしましたが、図を共有する目的であれば手書きはやっぱり便利です。
下記はipadのアプリ「Good Notes 5」を使っています
まとめ
この記事で伝えたかったことは、メモを取る際には綺麗にメモを取ることにリソースを割かず、メモはメモ、そのあとに議事録や資料としてまとめる、という段階を踏むことです。
そして資料にまとめる際には誰かに共有することを念頭におきながらまとめられるとさらにgoodです。
せっかくの年末、良い機会なので今までに書き溜めたメモを見返して、どこかに整理する時間を設けてみても良いのではないでしょうか!
以上「Applibot Advent Calendar 2022」21日目の記事でした。
明日は@hatayama_abさんの記事になります!