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Engineering Manager vol.2Advent Calendar 2018

Day 5

エンジニア採用を通じて学んだこと

Last updated at Posted at 2018-12-05

この記事は

Engineering Manager vol.2 Advent Calendar 20185日目を担当してみます!ヨシナガです。

エンジニアリングマネジャーにとって、エンジニア採用は超重要な仕事です。ただ、採用プロセスに関わると、

  • 急に差し込まれる面接の予定 :calendar:
  • 山積みになる書類選考 :books:
  • 真面目に書くと大変なスカウトメール :e-mail:

のような業務に圧倒されてしまいます。そんな中で内定承諾されない状態が続くと、へこたれてしまうこともあるのではないでしょうか?

この記事は、エンジニア採用に関わる人に向けて、採用に関わるとこんな学びがあるよ!ということを紹介したいと思います。

想定読者

  • エンジニアの採用プロセスに携わっているエンジニア、エンジニアリングマネジャー
  • (エンジニアに採用に協力してほしい)人事・採用担当

前提

私が経験した採用業務は、基本的には以下の選考プロセスでした。

  1. 書類選考
  2. 一次面接(面接官2名)
  3. 二次面接(面接官2名)
  4. 最終面接(社長による面接)

一次面接の前にカジュアル面談が入る場合もあります。カジュアル面談は選考するというより会社を紹介してお互いのマッチングを見極めるために行います。
私が主に担当していたのは書類選考から一次面接のプロセスでした。

一次面接は、だいたい以下の流れで実施していました。

  • あいさつ
  • 候補者の自己紹介(~5分)
  • 候補者への質問タイム(~15分)
  • 会社、募集しているポジションの紹介(~15分)
  • 技術的なスキルチェックのための質問(~15分)
  • 質疑応答(~10分)

ここからが採用を通じて学んだことの紹介です!

会社のブランディングに対する理解

一次の面接官は、採用候補者にとっては初めて会う自社の人、というケースがほとんどです(有名人、有名企業でもない限り)。一次面接が会社の第一印象を決めるといっても過言ではありません。もちろんこちらが選考するという観点もあるのですが、会社も選ばれる立場であるという自覚を持って面接に臨むようにしていました。これは会社のブランディングの一部を担当している、ということになると思います。
また、技術コミュニティの登壇やスポンサーをきっかけに会社のことをすでに知っていたという候補者と出会うことがあり、そういう時は素直に嬉しいものです。今では会社を知ったきっかけを候補者の方に必ず聞くようにしており、コミュニティ活動の採用への貢献度を測れるようにしています。

会社のミッション/ビジョン/バリューに対する理解

一次面接では自社の説明を行います。その中で欠かせないのが会社のミッション/ビジョン/バリューの説明です。ここの共感がないとそもそもマッチしていない可能性が高いですので、必ず説明するようにしていました。
これを面接のたびに毎回やっていると、私自身の会社のミッション理解度も徐々に深まってくる、ということを体験しました。面接を担当することで、口に出して何度も繰り返す、ということが自然にできていたからだと思います。困難に陥った時に立ち戻るポイントが会社のミッションですので、それを自分なりに腹落ちして理解できるということは、マネジメントにおいても助けになるのではないでしょうか。

コミュニケーションスキルが向上する

面接では、初対面の人に対して質問する、ということを繰り返します。数ある企業の中でせっかく自社に興味を持っていただいたわけですから、何かしらその人の良さや特徴を引き出したい、と考えていました。この考えのもとで面接を続けてきたことにより、自分自身の傾聴する力が鍛えられました。この力は1on1などでも活かすことができました。
また、選考の結果を出す時に、その理由を言語化・文章化するプロセスが発生します。たった一時間しか会っていない人の評価をするなんておこがましいと思いつつ、面接の記憶が新しいうちに評価申し送りを書いていました。これを繰り返していることで気づいたことは、人を評価するときには自分の信念と向き合うことで結論を出している、ということでした。時には厳しいことをメンバーに伝えなければならないのがマネジメントのしんどい部分ではありますが、信念の確認を定期的にできていたことで日和らずにフィードバックできていたように思います。

人事・採用担当にエンジニア文化を伝えられる

採用活動は、人事・採用担当との連携が欠かせません。私の場合は、スケジュールの調整やスカウトメールの清書など、多くのことを手助けしてもらっていました。このように仕事を連携して進めていく中で、エンジニアの考え方や文化が浸透したように感じました。採用のタスク管理にはGitLabのイシューを使っていますし、Slackの活用方法も自然と広まっていきました。新規の技術カンファレンスになにか関わってみたい、といったときに、それを後押ししてくれるようになりました。

おわりに

私が採用を通して学んだこと、実感したことを整理してみました。正直な話、自分は人と話すのが苦手なタイプなんですが、採用活動を続けたことで変化できたこともあるように思います。それに、採用の結果、入社した人が活躍するのを見るのは他では得られない喜びで、採用に関わった人へのご褒美なのだと思います。採用はエキサイティング :muscle: がんばっていきまっしょー :exclamation:

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