Sotaがうちの子になったので、とりあえず定番のHelloWorldをSotaに言わせてみる。
アプリ開発ができるのは、今のところデベロッパー版のみ。
法人向けだけど、下記から購入可能。
https://sota.vstone.co.jp/home/
開発環境としてVstoneMagicが提供されているので、基本的はそれを使う。
VstoneMagicはWindows版のみ。
Sotaコミュニティからダウンロードできる。
https://sota.vstone.co.jp/sota/index.php
PCはWindows10 x64。
今回のSotaのバージョンは1.4.0。
VstoneMagicのバージョンは1.0.6047.29447(VstoneMagic_update20160803)。
VstoneMagicが使用するSotaライブラリのバージョンはSotaに合わせて1.4.0。
ワークスペースの新規作成
ワークスペースとはプロジェクトのこと。
メニューの
ファイル > ワークスペースの新規作成
からワークスペースの新規作成をする。
発話ブロックの追加
VstoneMagicはブロックベースで実装を行う。
なので、HelloWorldと言わせたいなら、発話ブロックを配置して、発話内容を設定すればいい。
エクスプローラのmymain.javaをダブルクリックする。
mymain.javaのブロックが表示される。
それをmainというメソッドブロックの中にD&Dで入れる。
入れるときに、メソッドブロックの右の「>」に重ねる感じにすると、「>」がオレンジ色に変わる。オレンジ色になって離すと紺色に変わり、ブロックが連結される。
もし連結されていない場合は、発話ブロックの左の「>」は赤色になっている。
この場合は、メソッドブロックの右の「>」に発話ブロックの左の「>」を当ててやって、オレンジ色になったら離す。
発話内容の設定
発話ブロックをダブルクリックする。プロパティダイアログが表示される。
発話内容は、say_wordsの値になる。
say_wordsの値(デフォルトでは「(String)"こんにちは"」)をダブルクリックする。
say_wordsの値の設定ダイアログが表示される。
定数入力:Stringの値を「ハローワールド」にする。
Sotaは基本的に日本語しか話せないので、英単語の場合、期待する発話にならないことがある。
今回だと「Hello」は大丈夫なんだけど、「World」がうまく発話できていない。
接続先の設定
Sotaと通信するために、接続先の設定を行う。
設定/通信 > 接続設定
を選択する。
ロボットの設定ダイアログのリストの一番上の行を選択し、下部の設定変更ボタンを押下する。
リストの一番上の行(ユーザ名がroot)はEdison版のデフォルト設定になっている。
ネットワークの設定ダイアログで、hostにSotaのIPアドレスを設定し、OKボタンを押下する。
ロボットの設定ダイアログで、下部の接続ボタンを押下してしばらく待つと、PCアイコンが水色に変わる。
接続できなかった場合はPCアイコンに×がつく。
切断状態だと黒色になっている。
一度設定すれば、このPCアイコンをクリックすることで、接続/切断ができるようになる。
実行
接続できたところで、実行してみる。
再生アイコンをクリックすると実行される。
…かわいい!
ちなみに発話時の動作はランダムになっている。
Sotaにアプリを登録する
この「HelloWorld」アプリをSotaに登録してみる。
メニューの
設定/通信 > アプリケーションの管理
を選択する。
AppTitleを任意のアプリ名にする。これはSotaが設定モードからアプリの実行を選択したときに、発話するタイトルになる。
左下部の「アプリケーションを登録・更新」ボタンを押下する。(僕のマシンの解像度の影響で一部文字が隠れている)
右のリストに追加されていれば、右下の「設定を本体に送信」ボタンを押下すれば、送信される。
今回のソースはGithubにあげた。
https://github.com/scarviz/SotaHelloWorld