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エンジニアが一応は知っておくべき転職前後のお金の話

Last updated at Posted at 2023-07-17

こんにちはKaneyasuです。
本記事はお金の話です。
私は最近転職したのですが、転職前後のお金の動きが思ってたのと違ってました。
流石に生活に困ることはありませんでしたが、今時のエンジニアはよく転職されると思うので、転職前後のお金の話はある程度把握しておく必要があるなあと思って本記事を書きました。

なお、本記事は中小企業を中心としたお話しなので、大手企業だと当てはまらない可能性があります。

すべての企業が「当月締の当月払い」とは限らない。

「当月締の当月払い」とは、労働者が働いた月の給料を、その月の給料日に支払われる方法を指します。
具体的には、労働者が4月に入社し、4月の給料日に4月の基本給が全額支給されることを意味します。

例えば、現職が「当月締の当月払い」だとします。

現職を3月末に辞めるとします。
現職は「当月締の当月払い」なので、3月分は3月に払われます。
4月はもう辞めてるので何か調整は発生するかもしれませんが、基本的にもう給料はもらえません。

この時、転職先も「当月締の当月払い」なら、4月に入社したら4月に基本給がもらえます。
このパターンなら、問題はありません。
しかし、転職先が「当月締の翌月払い」だとすると、4月はほぼ無収入になります。

そんなカツカツ状態の人は少ないかもしれませんが、入ると思っていたお金が入らないとかなりメンタルにキます。
一応、転職前は給与制度を確認しておいてください。

退職金は全額もらえるとは限らない

退職金のルールは会社ごとで異なるので絶対とは言い切れませんが、
転職=自己都合退職の場合、退職金は定年退職や会社都合退職に比べてガクッと減る場合が多いです。
従って、大体思ったより少ない金額になります。

そして、これもまた会社によりますが3年目ぐらいまでは退職金は出ません。

なので、辞めた後の当面の生活費に退職金を当てにするのは危険です。
お金に不安があるなら失業保険も調べておく方がよいでしょう。

外部積立の退職金は給付まで時間がかかる

会社によっては社内の退職金とは別に、社外の退職金外部積立制度を利用しているところがあります。
中小のIT企業は結構そのパターンが多いのではないでしょうか?

外部積立の退職金は、会社を辞めた時にもらえるとは限りません。
外部積立の退職金を受け取るには、会社ではなく個人が外部の積立先に払い出しの申請を出す必要があります。
親切な会社は退職する人に確認してやってくれるかもしれませんが、優しくない会社はその辺のことは一切説明しないかもしれません。
(私は後者の会社にぶちあたり、外部積立の退職金の存在を辞めて10年後に知りましたw)
積立先に退職金の払い出しの申請を出しても、実際に振り込まれるまでには1〜2ヶ月かかります。
このことも頭に入れておかないと、お金の計算が狂って困ることになるかもしれません。

最近は退職金制度のない企業が多い

退職金制度を重要視するかどうかは人によりますが、転職の際は以下のこと頭の片隅に入れておいてください。

  • 最近は退職金制度のない企業が多いこと
  • 退職金制度がない会社は制度がないことをアピールしたりはしないこと

退職金制度がないけど、退職金のようなものはやっぱりあって欲しい場合は、確定拠出年金などを自分で用意することになるでしょう。
そうすると、その分の金額を差し引いて給料を見ないと実質賃金が前職より下がってしまうことになりかねません。

退職金制度について採用情報に載っていなければ、面接で聞く手があります。
個人的にはその質問はネガティブな質問ではなく、ちゃんと考えてる人だと感じるので大丈夫でしょう。
絶対とは言い切れませんが・・・大丈夫だと思います。


以上、エンジニアが一応は知っておくべき退職前後のお金の話でした。

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