こんにちは。Kaneyasuです。
最近、スクラムを勉強しています。
私が目指しているスクラムでの役割はスクラムマスターです。
早速チームを組んでスクラムをやってみているのですが、わかってはいましたが難しいですね。
苦労しているポイントは多数ありますが、今回の記事ではデイリースクラムに関する悩みに焦点を当てます。
デイリースクラムとは
デイリースクラムとは、スクラムチームのメンバーが毎日行う15分程度のミーティングです。
デイリースクラムの詳細は、スクラムガイドを読んでみてください。
私たちはデイリースクラムで、以下の3つの質問に答えるというルールを設けていました。
- 昨日実施したこと
- 今日実施すること
- 困っていること
ここから先は、私たちがデイリースクラムをやっていて悩んだことを書いていきます。
デイリースクラムの時間になっても人が集まらない
私たちのスクラムチームは、スクラムマスターが私で、プロダクトオーナー1人、開発者3人という体制です。
開発者は運用・保守も担当しており、スクラムに対して専任ではありません。
専任でないのは今やってるスクラムの優先度が低いからですね。
この体制で、朝、始業直後にデイリースクラムをやってみたのですが、人が集まらない!
不参加自体はやむを得ないことですが、当日になって不参加となるのは望ましくないと考えています。
突発的な仕事は発生するものですから、マナー云々とかは問題視していません。
問題と感じたのは、当日になって不参加になること=計画が立てれてない、不確定要素が多いというところです。
スクラムマスターとして、不確定要素を取り除くために開発者のスクラム以外の業務を見える化し、調整することを手助けすべきかと思っていますが、仕事はこれだけではないので慎重に考えています。
他のプロジェクトに過干渉する形になってしまえば逆効果になると思うので。
対策として、デイリースクラムの時間を変えてみたりしましたが、最終的には確実に人が集まる時間帯を探すと始業前か夕方になってしまい、明らかにこれは違うなということで、デイリースクラムの時間帯自体は始業直後のままにしました。
15分以内にデイリースクラムが終わらない
デイリースクラムは15分以内に終わらなければならないというルールがあります。
正直なところ、スクラムを始める前は15分なら大体あまると思っていました。
スクラムメンバーがまだ少ないですからね。
ですが、実際にやってみるとすぐ過ぎてしまうことがわかりました・・・。
デイリースクラムの中で議論が発生するとあっという間に15分を超えてしまいます。
議論自体は悪くないんですが、たいていの議論は1対1でやっているので、他のメンバーはただ待っているだけになってしまいます。
こうなってくると、開発者の中でデイリースクラムに対して、やたら時間がかかるもの、自分には関係ないもの、面倒なもの、という印象が強くなってしまいます。
この辺りが、デイリースクラムの不参加が増える原因にもなっていたのかなと思っていて、自分のファシリテーション不足を反省しています。
対策として、先に全員の報告を済ませて、質問・相談がある人は、デイリースクラムの後に別の場所で議論するようにしました。
時間を守ることで予定を立てやすくする、議論に参加していない人に配慮するのを大事にしたいと思います。
Slackでデイリースクラムをやる
上述の2点を踏まえて、デイリースクラムをどうするかを考えてみて、現在はSlackでやっています。
Slackのスレッド機能を使って、デイリースクラムの時間になったら、スレッドを立てます。
スレッド上で各開発者に下記質問事項の回答をしてもらいます。
- 昨日実施したこと
- 今日実施すること
- 困っていること
正直なところ、Slackでデイリースクラムをやるのは、少々抵抗がありました。
顔が見えなかったり、言葉のニュアンスが伝わらないとかないだろうがと思ったのですが、今のところ困っているところに対し議論も発生しているので、機能はしていると思っています。
これでよいのか?というのは今も感じていますが、状況から見るに現時点ではこのやり方がベターなようです。
現状のデイリースクラムに足らないもの
本記事を書いていて気づいたのですが、現状の私たちのデイリースクラムには各人のタスクに対して会話する仕組みはありますが、ゴールに対して会話する仕組みがありませんね。
具体的にはバーンダウンチャートやカンバンを見て、何かコメントするようなルールを設けていません。
スクラムマスターが一方的にそこにコメントするのもどうかと思うので、交代制にするか?と思っていますが、これはもう少し考えてみたいと思います。
まとめ
つらつらと現時点のデイリースクラムの悩みについて書いてみました。
今私が思うのは、以下の通りです。
- デイリースクラムは、時間を守らないと、メンバーが時間がかかるものと認識するようになる
- デイリースクラムで、議論をし過ぎると、メンバーが面倒なものと認識するようになる
- これをくり返すると、デイリースクラムの不参加率が上がる可能性がある
- 現時点ではSlackでデイリースクラムをやるのがベター(というこれが限界)
- デイリースクラムは、ゴールに対して会話する仕組みも必要
- デイリースクラムの不参加率が高かったのは、他の業務も含めて対策を考える必要がある
- ただし、仕事はこれだけではないので慎重に
またスクラムを進めて感想が溜まったら記事にしたいと思います。
本記事がスクラムで同じような悩みを持っていとの励み?になったら幸いです。