説明
以前書いた
Windows8マシンを社内gitサーバにする
の増補追記版です。
Windows7上にも構築したので、対象を広げWindowsマシン全般としました。
追記:
「JCE管轄ポリシーファイル(無制限強度)のインストール」を追記しました。
はじめに
無料で、10〜20人程度が使う、社内プライベートなgitサーバが必要でした。
ソフトウェアは、調査検討した結果「Gitblit」に落ち着きました。
(2014/12現在では、GitBucketも良さそうですね)
1年間以上運用していますがトラブルなく使用できています。
Gitblitのインストールは実はとても簡単です。
ポート番号指定して実行するだけ。
サービス化もすぐにできました。
JREのインストール
バージョン7以降が必須です。
こちらからダウンロードしインストールします。
32bit版と64bit版があることに気を付けましょう。
動かしているOSのbit数に合わせます。
JCE管轄ポリシーファイル(無制限強度)のインストール
暗号強度のポリシーファイルを更新します。
こちらからダウンロードしたファイルをインストールします。
デフォルトであれば以下のパスです。
Program Files/Java/jre[バージョン]/lib/security/
local_policy.jar
US_export_policy.jar
上記のファイルを(必要であれば退避し)上書きしてください。
Gitblit GO のダウンロードとインストール
こちらより「Gitblit GO」をダウンロードします。
展開してC:¥直下にgitblitフォルダを配置。
(ここ以外に配置する場合、パスにスペースが無い方が良いようです)
data/gitblit.propertiesの編集
propertiesファイルを2行編集します。
(前後略)
server.httpPort 任意のポート:(例) 8050
(中略)
server.storePassword 任意のパスワード
gitblit.cmd実行
コマンドラインよりgitblit.cmdを実行します。
開始をしばし待ちましょう。
ブラウザで動作確認
Gitblitの画面が表示されたら成功です。
admin / adminでログインしてください。
そこまで確認できたら、コマンドプロンプトを閉じ、一度終了させておきます。
サービス化
サービス化しWindowsを再起動しても自動で立ち上がるようにします。
installService.cmd内容確認と実行
ARCH、StartParamsの内容を確認・変更します。
SET ARCH=amd64
32bitの場合、amd64をx86に変更
--StartParams="--storePassword;
パスワード値を変更します。初期値はgitblitになっていると思います。
@REM Install Gitblit as a Windows service.
@REM gitblitw.exe (prunmgr.exe) is a GUI application for monitoring
@REM and configuring the Gitblit procrun service.
@REM
@REM By default this tool launches the service properties dialog
@REM but it also has some other very useful functionality.
@REM
@REM http://commons.apache.org/daemon/procrun.html
@REM arch = x86, amd64, or ia32
SET ARCH=amd64
@REM Be careful not to introduce trailing whitespace after the ^ characters.
@REM Use ; or # to separate values in the --StartParams parameter.
"%CD%\%ARCH%\gitblit.exe" //IS//gitblit ^
--DisplayName="gitblit" ^
--Description="a pure Java Git solution" ^
--Startup=auto ^
--LogPath="%CD%\logs" ^
--LogLevel=INFO ^
--LogPrefix=gitblit ^
--StdOutput=auto ^
--StdError=auto ^
--StartPath="%CD%" ^
--StartClass=org.moxie.MxLauncher ^
--StartMethod=main ^
--StartParams="--storePassword;上記で入力した任意のパスワード;--baseFolder;%CD%\data" ^
--StartMode=jvm ^
--StopPath="%CD%" ^
--StopClass=org.moxie.MxLauncher ^
--StopMethod=main ^
--StopParams="--stop;--baseFolder;%CD%\data" ^
--StopMode=jvm ^
--Classpath="%CD%\gitblit.jar" ^
--Jvm=auto ^
--JvmMx=1024
コマンドラインよりinstallService.cmdを実行します。
サービス一覧より確認すると
gitblitのサービスが追加されています。
サービス一覧で「自動」で開始するよう設定しましょう。
再度、ブラウザで動作確認
Gitblitの画面が表示されたら成功です。
他のマシンからブラウザで動作確認
http://WindowsマシンのIPアドレス:8050 (例)
うおお!
Gitblitの画面が表示されたら大成功です。
サービス化に失敗する場合
Gitblitフォルダのgitblitw.exeを実行し「Startup」タブの
Aruguments:内容を確認します。
このstorePasswordの値が、自分が入力した値になっているでしょうか。
おわりに
Windowsでgitをホストしたい場合の参考になりましたら幸いです。