AutomationAnywhereにて、DB操作をしたい際に必要な設定や手順について記載します。
今回は、**Excelファイル(.xls)**をDBとして使用するケースの紹介となります。
##接続
まずCommandの[DataBase]→[Connect]を使用してデータベースへの接続設定を行います。
Connecting String欄に接続文字列を入力します。
[…]ボタンから接続文字列生成を進めることができます。
まずは、プロバイダー設定します。
今回は、Microsoft Jet 4.0 OLE DB Providerを使用しました。
次に、接続設定です。
1の欄にExcelファイル名を指定します。
選択ダイアログは初期状態だと、.mdbファイルしか表示されないのですべてのファイルに変更してから選択します。
ユーザ名などは環境に合わせて変更します。
今回はこのまま進めました。
通常は、ここまでの設定で接続ができるようになるのですが
ExcelをDBとする場合は追加で設定が必要になります。
すべてタブの、Extended Propertiesに以下の値を設定します。
Excel 8.0;HDR=Yes
Excel 8.0
の設定値については、Excelのバージョンによって変更が必要になります。
参考:https://www.connectionstrings.com/microsoft-jet-ole-db-4-0/
HDR=Yes
は、Yesに設定すると1行目のデータをフィールド名として扱えるようになります。
接続設定は以上になります。
接続タブから接続テストを実施し無事に接続できることを確認しましょう。
##SQL実行
Commandの[DataBase]→[SQL Query]もしくは、[DataBase]→[Insert/Update/Delete]にて実行したいSQL文の発行ができます。
例)テーブルのデータをCSVファイルに出力する場合
テーブルから抽出したい条件でSQL文を入力。
Export Data to CSVにチェックをいれデータ出力先のCSVファイル名を指定
することで可能です。
こちらは単純に実行したいSQL文を入力するだけです。
以上です。