要 旨
VPSを使用して、Minecraftサーバー(バニラ・MODなし)を構築する方法について記述します。
実行環境等
VPS:KAGOYA VPS KVM
OS Ubuntu22.04LTS
CPU/メモリ 2コア/2GB(RAMは2GB以上必要)
ストレージ 25GB SSD
料金 24円/日 660円/月(2024.1.29時点)
操作コンピューター:iMac 2017年モデル
Minecraftバージョン:1.20.4(2024.1.29時点の最新バージョン)
実施要領
ユーザーはrootで実施しました。
アップデートとアップグレードを実施する。
apt update
apt upgrade
Javaがインストールされているか確認する。
java --version
インストールされていなければ、以下のコマンドでjavaとscreenをインストールする。(Ubuntu22.04LTSにはjavaはインストールされていない)
apt install openjdk-19-jre-headless screen
javaがインストールされたか確認する。
java --version
minecraftディレクトリを新規作成する。
mkdir /root/minecraft
作成したminecraftトディレクトリに移動する
cd /root/minecraft
minecraft本体のダウンロード
Minecraft本体ダウンロード・公式
https://www.minecraft.net/ja-jp/download/server?_fsi=k0kZLT20&_fsi=k0kZLT20
wget https://piston-data.mojang.com/v1/objects/8dd1a28015f51b1803213892b50b7b4fc76e594d/server.jar
server.jarファイルがダウンロードされるので、一旦起動する。
java -jar server.jar --nogui
すると同じminecraftディレクトリ内にeula.txtファイルが作成されて停止するので、この内容を書き換える。
vi eula.txt
eula=falseの箇所を以下のように書き換える
eula=true
これは、利用規約に同意するという意味である。
server.jarファイルと同じminecraftディレクトリ内にserver.jarを起動するrun.shシェルスクリプトを新規作成する。
vi /root/minecraft/run.sh
以下の内容を記述して保存する
#!/bin/sh
cd /root/minecraft
/usr/bin/java -Xmx2G -jar /root/minecraft/server.jar --nogui
上記で、-Xmx2Gは最大メモリが2GBであることを示しています。
--noguiはGUIを使用しないことを意味しています。
screenを使用して、run.shを起動します。
screen ./run.sh
元のコンソール画面に戻るには、
Ctrlキーを押しながらaを押して、次いでdを押す。
最後に再起動時に自動的にrun.shを実行するようにcrontabに記述する。
crontab -e
以下をcrontabに追加・保存する。
@reboot /root/minecraft/run.sh
crontabに正しく記載されているか、確認する。
crontab -l
異常なければ以上で終了です。お疲れ様でした。
結 言
今回は、VPSを使用して、Minecraftサーバー(バニラ・MODなし)を構築する方法について記述しました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。