2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Chromeでレスポンスヘッダーの書き換えができるようになった。

Posted at

概要

最近のChromeのアップデートでレスポンスヘッダーの書き換えができるようになっていました。まだExperimentの段階ですが、Chrome v111以降で使うことができます。

動作確認用ページ

以下のページでCORS(Cross-Origin Resource Sharing)エラーのサンプルがあるため、これを利用します。

コンソールでエラーが確認できレスポンスヘッダーには Access-Control-Allow-Originが無いことがわかります。
スクリーンショット 2023-02-27 9.01.38.png

ページとしても「Cannot load resource.」のエラー文言が表示されている状態です。

スクリーンショット 2023-02-27 9.51.33.png

設定手順

設定のExperimentsから Local overides for response headersを有効にします。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3134373638392f64303138643239352d333630652d663539632d303964382d6636313762303634316665322e706e67.png

Networkパネルから任意のファイルを選び、 Add header を選択しフィールド名と値を設定します。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3134373638392f64333439653035612d323365372d383635652d303465392d3262386135333131626365612e706e67.png

初回の設定時には設定情報を保存するためにローカルの任意のフォルダを選択する必要があります。

スクリーンショット 2023-02-28 9.45.54(2).png

今回はCORSを有効にするため、Access-Control-Allow-Origin*として設定しました。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3134373638392f35396434393562392d313831352d363531642d303338372d3935636261393536353162322e706e67.png

なお、Sourcesパネルから.headersファイルを直接編集することでURIのルール設定をすることもできます。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3134373638392f38386661306264662d333465652d393338652d643634632d6530343734653063616365382e706e67.png

設定後はXHR2として動作するようになったので、APIから返却された内容を表示することができました。

スクリーンショット 2023-02-27 9.51.52.png

おわりに

これまでもSourcesパネルでレスポンスボディーの書き換えができましたが、レスポンスヘッダーの書き換えができるとCross-Origin Resource SharingやContent Security Policy周りのデバッグが捗りそうです。
わざわざCharlesを立ち上げる必要もなくなりますね。

2
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?