初めに
私はインフラエンジニアを目指して勉強中です。
以前の仕事は、休みがなく、安い給料でした。そこでエンジニアに転職しようと決意。
エンジニアについていろいろ調べていく中で、インフラエンジニアに興味を持ち、まずはインフラエンジニアの登竜門である、LPICに挑戦しました。
勉強を開始して約2ヶ月間、とうとうLPICに合格することができました。
そこで、LPICに合格するまで、どのような勉強をしてきたのかをまとめたいと思います。
これからLPICを受験する方の助けになれば幸いです。
そもそもLPICとは?
LPICの勉強方法を説明する前に、そもそもLPICが何かを分からない方のために、簡単にご説明します。
LPICはLinux Professional Institute Certification(Linuxプロフェッショナル協会認定)の略称で、Linuxシステム管理者としてのスキルを証明するための資格試験です。
LPICは3つのレベルに分かれています。
LPIC レベル1
今回私が合格したのが、LPICレベル1の101試験というものです。
LPICレベル1は、Linuxサーバーの基本的なスキルを評価するための試験で、Linuxの基本的なコマンドライン操作、ファイルシステム、システム管理、ネットワーキングなどにが出題されます。
インフラエンジニアを目指す方がまず挑戦する試験です。
LPIC レベル2
LPIC レベル1に合格すると、LPIC レベル2に進みます。
より高度なLinuxシステム管理スキルを評価するための試験で、ファイルサーバーやWebサーバーの設定、ネットワークサービスの管理、セキュリティの実装などが含まれています。
LPIC レベル3
LPICの中で最もレベルが高いものがLPICレベル3です。
より高度な専門知識を持つLinuxシステム管理者向けに設計されており、LDAPディレクトリサーバーの設定、高度なセキュリティ、仮想化、クラスタリングなどが出題されます。
LPIC101試験に合格するために勉強した流れ
ここから本題のLPIC101試験に合格するために勉強した流れについてです。
前提の知識
そもそも、私のPCのスキルは、一般人レベルでした。(一般人レベルの定義が難しいですが・・・)
前職が事務職で、ExcelやWordの操作はできるレベルでした。特に、得意でも不得意でもない感じです。
Linuxの操作はもちろんやったことがありません。プログラミングもYoutubeで数時間学習したレベルでした。
このような状態から、LPICの学習をスタートしました。
最初の2~3週間はLinuxの基礎を学習
LPICの学習を始めようと決意した時、最初に本屋に行きました。
そこで、LPICの参考書を立ち読みしましたが、何が書いてあるかさっぱりわかりませんでした。(後々、あずき本だということが分かり、初心者にとって難しい本らしいです。)
Linuxについて全くの素人の私では、LPICの勉強は難しい。そう感じた私は、Linuxの基礎知識を勉強しようと決意しました。
ネットでいろいろ調べていくと、InfraAcademyというサービスを見つけました。
↓
このサービスは、シュミレータでコマンドを入力しながらLinuxの学習を進めることができます。価格も1,000円程度だったのでお手軽に学習できました。
Linuxの入門講座を受講して、ファイルの操作方法や、権限、ユーザーの作成方法などを学習しました。
LPICで出題される正規表現なども分かりやすく解説されていました。
このような感じで、コマンドを入力しながら学習を進めることができたので、初心者の私でも理解しながら進めることができました。
※サイトの運営者様に掲載許可をいただいております。
InfraAcademyを中心に、Youtubeの動画も見ながら、Linuxの操作方法を学習しました。
スピードマスターとPing-tで問題集を繰り返し練習
Linuxの基本的な部分を学習したら、次はLPICの問題集をやりました。
LPIC受験で一番有名らしいスピードマスターを使いました。
一冊3000円近くするので、家の近くのBookOffで中古で購入。(中古でもそこそこしました笑)
購入したら、スピードマスターを繰り返し練習しました。
3周くらいはしたと思います。
3周くらいすると、問題を暗記してしまったので、Ping-tも活用しました。
Ping-tはLPIC101試験は無料で利用できます。
Ping-tでは、出題範囲に分かれて問題を練習することができます。
基本的に家で勉強するときは、スピードマスターを使っていました。
外出先や移動時間はPing-tを使っていました。
書籍の持ち運びは重いので、kindleで買えばよかったな〜と後悔しています・・・
スピードマスターとPing-tを繰り返し使うことで、LPICの問題に慣れていきました。
なんだかんだ、スピードマスターとPing-tは1.5ヶ月くらいやっていました。
分からない部分はシュミレータで確認
InfraAcademyでLinuxの基本を学習しつつ、スピードマスターとPing-tでLPICの問題を繰り返し解いていました。
ただ、問題集で分からない部分もありました。
そのようなときは、シュミレータを使ってコマンドを打ちながら勉強しました。
やはり実際にコマンドを打ちながら進めるのは、理解が進むな~と思いました。シュミレータはInfraAcademyにあるものを使っていました。ただ、全てのコマンドは入力できませんでした。
(ハードディスクのパーティション作成は一体どうやったらいいのか、未だに分かっていません。コマンドは知っているけど。)
VirtualBoxを使ってLinuxを構築する方法もあるらしいのですが、面倒だったで結局やりませんでした。今後はDockerを使ってみたいです。
Youtubeもおすすめです
YoutubeもLPICの学習におすすめです。
分からないトピックをピンポイントで検索すると、その部分だけ解説している動画が見つかります。
分かりやすく解説してくれるので、スルッと理解できるようになりました。
ただ、LPICを体系的に学習できるような動画がないことが残念です。
LPIC101試験に合格するまでの勉強時間
約2ヶ月間の勉強期間
LPIC101試験に合格するまで、約2ヶ月間かかりました。
平日は1~2時間、休日は丸1日勉強していたと思います。
また、試験直前の1週間前は、さらに勉強していました。
ある程度Linuxの知識があれば、もう少し短縮できたと思います。ただ、インフラエンジニアになることが目標なので、Linuxの操作方法などは時間をかけて勉強しました。
もう少し余裕を持って勉強期間を計画すればよかったと反省しています。
試験直前の解答率が合格まで足りなかったので、最後の1週間でかなり詰め込みました。
102試験では、直前の詰め込みが起きないようにしたいですね。
隙間時間を有効活用
平日は1~2時間、休日は丸1日勉強していたと書きましたがこの時間を常に机に張り付いていた訳ではありません。
隙間時間を有効活用して勉強をやっていました。
例えば、電車移動のときにPing-tをやったり、youtubeを見ていたりしました。
また、youtubeの動画を倍速視聴して、多くの内容をインプットしました。
ダラダラと勉強するよりも、メリハリを持ちつつ、効率よく勉強できたと思います!
受験勉強を思い出しました♪
最後の1週間で詰め込みました
勉強期間の最後の1週間は詰め込みをしました。
基本的には、問題集を暗記するくらい、何回も解きました。
この期間は、気合と根性で乗り越えました。
問題集を暗記するレベルで繰り返し行うと、直前の正答率が分からなくなってしまうのが難点です。
ある程度問題を残しておいて、最後の1回分は直前の実力確認をやった方が良いと思いました。
LPIC101試験を受験してみた感想
LPIC101試験を受験してみて、意外と大変だったと感じています。
LPIC101はLinuxの中で一番簡単と聞いていたので、簡単に取得できると思っていました。
最初に問題集を見たときは、全く分からなくて絶望しましたが、なんとか合格できました。
IT素人の私でも、頑張って勉強すれば合格できるので、同じような状況の方も頑張ってください!
私もLPIC102試験に挑戦するので、引き続き勉強を頑張ろうと思います。
LPIC101試験の次は102に挑戦します
LPIC101試験に合格したので、次は102試験に挑戦します!
LPICレベル1を取ったら、転職活動をしつつ、LPICレベル2やCCNAに挑戦したいと思います。
転職したら、インフラはもちろん、Web制作やWebデザインもやってみたいなとうっすら思っています。
参考にしたサイト
InfraAcademy : https://engineer-ninaritai.com/infraacademy/
ping-t :https://ping-t.com/