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さくらのクラウドでローカルネットワークを作成する

Last updated at Posted at 2016-10-05

クラウドサーバでローカルネットワークを作成してサーバ同士をガシガシつなげられる環境を作ってみたいと思います。
流れとしては
1. スイッチ作成
2. サーバをスイッチに接続
3. 必要ならサーバのIPアドレス変更
これだけです。
スイッチは課金リソースになります。

さくらのクラウドでのスイッチは、
ルーター機能(グローバルIPが16、32、64もしくはそれ以上)の有無を選択出来ます。
今回はルーター機能なしのスイッチを作成します。
この場合、1Gbpsポート数が異常に多いノンインテリジェントL2スイッチといった感覚で扱えます。

スイッチ一覧

メニューからスイッチを選択します。
右上の「+追加」ボタンをクリックします。
スイッチ一覧.png

スイッチ追加

すると追加のための設定が行えます。
名称にわかりやすい名前を付けます。
ここでは「ローカルスイッチ」という名前にしてみました。
最後に「ルータ」という項目がありますが、これを「はい」に変更するとグローバルIPが割り当てられます。
今回は「いいえ」のままにしておきます。
スイッチ追加.png

作成

最後に「+作成」ボタンをクリックすると課金リソースの追加について注意が表示されます。
さらに「作成」をクリックですぐにスイッチが追加されます。

マップの確認

マップを確認するとこのようになっています。
ローカルスイッチにはサーバを接続していないのでスイッチが単独で存在しています。
続いてスイッチにtestサーバを接続してみます。
マップ.png

サーバの停止とネットワークIFの追加

ネットワークIFはサーバが停止している状態でないとできないのでシャットダウンしておきます。
(ここではサンドボックスということでメニューからシャットダウンしていますが、
通常はサーバ上のOSからシャットダウンしてください。)
サーバ停止.png

シャットダウンが終了するとサーバ一覧上でこのようにグレーアウトされます。
サーバ一覧停止.png
サーバをダブルクリックしてNICタブを開きます。
「+追加」ボタンをクリックすると操作確認が求められるので「追加」をクリックします。
サーバNIC追加.png

接続の編集

NICの追加が完了したらNICが2つ表示される様になります。
未接続状態のNICの右側にある逆三角形をクリックするとメニューが表示されるので「接続を編集」をクリックします。
サーバ接続を編集.png

接続先を選択できるダイアログが表示されるので
サーバNIC接続先確認.png
「スイッチに接続」をクリックして先ほど追加したスイッチを選択します
サーバ接続先変更後.png
あとは更新ボタンをクリックするだけです。

接続先変更後

このようにスイッチに接続された状態になります。
「IPv4アドレスを編集」というメニューが追加されています。
これはあくまでもコントロールパネル上に指定したIPが表示できるだけでOS上の設定は変更されません。
サーバ接続先変更完了.png

変更後のマップ

ローカルスイッチに接続されたことでtestサーバからローカルスイッチに線が延びました。
今回の作業ではtestサーバのOSではIPアドレスの設定などは終わっていません。
停止している状態なのでサーバを起動後、NICの設定をしてあげる必要があります。
(CentOS6.Xだと/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1を追加してあげればOKです)
また、新規でサーバを作成する場合はグローバル接続ではなく、スイッチに接続が選択出来ます。
その場合はこのマップにある、グローバル接続への線が消えてローカルスイッチだけに接続されます。
(このパターンだとグローバルに出て行く経路がないので困ったことになりますが、ルーター機能とVPCルーターを活用すれば問題なくなります)
マップ変更後.png

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