ネットワークエンジニアの悩み
- 100n台分の機器からshowコマンド取得しないといけない。。(量産)
- 100n台分の機器へ設定を投入しないといけない。。(量産)
- 詳細設計書(パラシ)100n枚作る/更新しないといけない。。(量産)
- 投入コンフィグ100n枚作らないといけない!?(気絶)
=> ポート表も一定パターンがあれば展開は楽なのですが、クラウド基盤で大量のサーバ向けToRが対象で~といったお仕事でないとそうもいかないのが実情です。
=> これ、自動化しませんか?という話題です。
比較的簡単に実装できるものもあれば難易度が高いものもあるので、事例と共にご紹介できればと思います!有償製品を用いるのではなく、全てフリーで実現可能です。
注意:本自動化記事ではCisco Systems製品の自動化に視点を絞っています。
自己紹介(2024/12時点)
- 独立系Sierでネットワークの設計構築やってます。
- 詳細設計書作成更新、機器作業の自動化実績があります。
実現難易度・イメージ
showコマンド取得・設定投入自動化
★☆☆☆☆<やろうと思えばほぼ誰でも直ぐに実現可能>
=>Ciscoで開発され現在は一部オープンソースのソフトウェア"pyATS"を用いて自動化可能です。無料です。
投入コンフィグ作成自動化
★★★☆☆<Pythonの知識が必要>
=>Pythonで元となる詳細設計書や資料の情報を辞書なりjsonなりで吸い出してjinja2というテンプレートエンジンからテキストファイルへ出力するという流れになります。全てがPythonなので、至る所に分岐処理等差し込めます。柔軟なテンプレート設計が可能です。
詳細設計書作成更新自動化
★★★★★<Pythonの高いスキルが必要>
=>ざっくり以下のようなステップを踏む必要があります。最低でもトータル1000行位はコード書かないといけないので、結構大変です。
①機器のコンフィグファイルをPython3で読み込んで詳細設計書に落とし込みたい設定情報を辞書なりjsonなりで加工,保存
②自動化台数分Excelのテンプレシートを展開(Pythonでテンプレ自体を定義・出力してしまうパターンと、テンプレだけExcelで作成するパターンで二つオプションがあります)
③各機器の設定情報をテンプレ展開済みのExcelシートへ書き込み
=> 実装してしまえば以降の追加機器向けシート作成作業や、更新作業は不要になります。人間が更新情報を追わずに済むうえにレイアウト雑問題も解消(罫線が一部セルで抜けてたりとか..)できるので、品質が段違いに上がります。また、チェックも全量ではなく"パターンベース","コードベース"で行えるので圧倒的に楽です。
Si現場あるあるの"資料更新が追いついておらず全くアテにならない資料化"はこれで防ぐことができます。
各自動化詳細記事
showコマンド取得・設定投入自動化
投入コンフィグ作成自動化
鋭意制作中
詳細設計書作成更新自動化
鋭意制作中
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