はじめに
はじめてのアドベントカレンダー Advent Calendar 2024の8日目の記事になります。
2025年4月20日のIPA試験まで残り120日ほどとなりました。
「なんだ、まだあと120日以上もあるのか…。」
こういう風に思った方、ガチで危機感を持ったほうが良いです。いや厳しいって。
資格取得には時間がかかります。「最短30日で合格!!」なんて甘い言葉に騙されてはいけません。
特に、仕事をしながらIPA試験に合格するには長い期間をかけて、細く長く学習を継続する必要があります。
私は社会人になってから今まで、IPAの時間を受ける時は1フェーズを30日として、4フェーズに分けて、対策してきました。
今回は私のIPA対方法を紹介します。なお、この学習方法では過去問道場を教材として利用します。
フェーズ1【午前対策100% 午後対策0%】
まずは午前試験の対策をします。進め方は「全範囲指定、ランダム出題」のノック式です。あと、これは非常に大切なことですが、参考書を読む→問題を解くはNGです。先に問題を解き始めてください。
また、初学者の方は、2進数とかの基礎理論は後回しでOKです。ここから始めると必ずと言っていいほど挫折します。出題率も低いのでこのフェーズでは無視しても大丈夫です。問題の解答網羅率50〜60%くらいを目指します。
ネスペなどレベル4の試験を受ける場合は、午前1、午前2を順番に進めて、午前1の網羅率が50〜60%達成→午前2を解き始める、のように進んでください。
フェーズ2【午前対策100% 午後対策0%】
午前試験の対策を続けますが、問題を解く時間を減らして、参考書を読む時間を増やします。通勤時間、お昼休憩のスキマ時間で読み進めて、足りない知識を補います。
また、このフェーズで後回しにした基礎理論に取り組みます。解答網羅率80%くらいに到達するのが理想的です。
フェーズ3【午前対策0% 午後対策100%】
ここから午後試験の対策に入ります。午後問題は過去の問題形式を再利用されやすいので、最低でも5年分、可能なら8年分は解いておきたいです。
まず、当日どの分野を選ぶか決めておきます。個人的には「必須の選択数+予備の1個」を選んでおくのがおススメです。
例えば、応用情報であれば、「セキュリティ」を除いて必須の選択数が3つなので、4つの分野に取り組んでおきます。仮にいずれかの選択肢が難化していたとしても、予備の選択肢に逃げることで、試験当日にオロオロすることを防げます。
解くペースは平日と休日で明確に分けておきます。例えば、平日1問、休日3問のペースで解き進めれば、44問解けるので、4分野に対応したとすれば、11年分に対応できます。
実際は体調不良や時間を確保できずに、ここまで解くことはできないと思いますが、半分のペースでも5年分は対応できるので安心してください。
ネスペのようなレベル4の試験を受けるのであれば、平日は午後1を1問、休日は午後1と午後2を1問ずつ、のようにうまく分けて対策します。
ここで、大切になってくるのは間違いの原因を可能な限り潰すことです。理解があやふやなまま次の問題に進むのはNGです。
フェーズ4【午前対策50% 午後対策50%】
午前、午後両方の対策を進めます。「通勤時間とお昼休憩で午前対策、夜寝る前に午後問題1問」のように学習スケジュールを固定します。
午前問題は、フェーズ2で網羅率80%近くまで対策できていれば、この時期には問題を見たら反射的に答えが分かるレベルまで極められると思います。
午後問題はフェーズ3で一度解いている問題に再チャレンジします。よほど進捗が悪くない限り、新しい問題を解く必要はありません。間違えた問題は「あ、これは初見で解いた時、こういう理由で間違えたな。」まで思い出すことができれば文句なしです。
簡単ではないかもしれませんが、このスケジュールを崩さずに当日までやり切りましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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