はじめに
はじめてのアドベントカレンダー Advent Calendar 2024の18日目の記事になります。
この記事を読んでいて思うことがあったので、忘備録的にまとめようと記事にしました。
以前、こういうポストを投稿したら過去一で燃えました。
※あまりにも燃えすぎて、rの住人ピエロ【哲学】というYouTubeチャンネルにも取り上げられました。
改めて、なぜ彼らがここまで初心者に厳しいのか、私なりに考えてみたのでまとめました。
理由その1:自分が経験した苦労が前提にある
1つ目は自分たちの苦労がバイアスとなっていることです。
「俺たちの時代は情報が少ない中、頑張って調べて設定とかしたんだ!」
「今なら生成AIに聞けば何でも答えてくれるだろ!」
「そんな初期設定でつまずいているようじゃ、新しい知識習得なんてできるわけがないだろ!」
他にも挙げるなら
- 自分たちも最初は苦労したんだ、その程度でヘコたれるな
- あの頃と比べると、お前らの環境は恵まれていて、ちょっと調べれば答えはすぐに見つかるだろ
- 自分たちは苦労して壁を乗り越えてきた
- なのに、お前らは初歩でつまずくとは何事か
でも、その苦労って後輩たちにさせる必要あるでしょうか?
私は、エンジニアの存在目的は、顧客の業務負荷の低減と考えています。
バグに何時間も頭を抱え、新しい技術を身につけるために知恵を絞り、顧客の業務改善のために頭をフル回転させる。
これは目的を達成するために必要な苦労です。
環境設定など、目的達成と直接関係のないことに手間ヒマをかける必要はあるのでしょうか。
理由その2:経験値の差による目線のズレ
【つよつよエンジニア】
手順書通りに環境設定したけど、なぜかエラーが出ている。
これ多分○○が原因だな。対処方法は確か・・・(カタカタ)あーこれこれ。
【初心者】
手順書通りに環境設定したけど、なぜかエラーが出ている。
エラー内容をそのまま、ググったけど書いてる内容がさっぱり分からない・・・。
これまでの知識・経験の差があるので、あなたにとって簡単なタスクでも初心者には高難易度です。
初心者は調べ方のコツもまだ掴めていない、この設定をする理由・背景が腑に落ちない、知識も少ない状態からスタートしています。
例えるなら、ベテランがこの高さから楽々と飛び降りられるとすれば
初心者は今からコレにチャレンジするのです。
この高さにオドオドしている様子を見ていて、もどかしくなる気持ちは分かりますが
「そんな高さでビビるな、早く飛べ!!」
なんて言うのは酷すぎではないですか?
理由その3:余裕のなさ
余裕がない人は、質問されて自分の時間が奪われることを極端に嫌います。
納期直前、スケジュール遅れで忙しいことは大いに考えられますが、仮に質問しても**「それくらい自分で調べてもらえる!?」と突き放します。
できなければ「なんでそんなこともできないの!?」**と高圧的に詰め寄ります。
あと、このタイプが多くいる現場は、そもそも育成に回すリソースが少ないので、後任が育ちません。
人を育てる暇がない
→後任が育たない
→個々の業務負担が減らない
→人を育てる暇がない
→以下ループ
この悪循環を断ち切ることができないので、そこにいる人たちに心の余裕が生まれることはなく、結果的にイヤな性格のエンジニアが出来上がります。
これは完全に主観ですが、余裕のない人は他人が失敗したり、つまずいているのを見てストレスを発散しているので、もし近くにいる場合はすぐに距離を取ることをお勧めします。
もちろん、初心者エンジニアも
- 最初から自力で調べる気がない
- 完全にお客様マインド
- 「お金稼げたらそれでいいんで」な人
これに当てはまるなら、冷たくあしらわれても文句は言えません。
私もこんなエンジニアの教育に携わりたくありません。
私が問題視しているのは、何とか頑張っている初心者を冷遇するような性格の悪いベテランエンジニアです。
私はこうならずに根気よく、初心者に寄り添えるエンジニアでありたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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