この記事を3/26に書いていますが、あと数日でエンジニアデビューされる方がたくさんいると思います。特に、未経験でIT業界に足を踏み入れてしまった方は「自分みたいな未経験がやっていけるだろうか」と不安を感じていることでしょう。
私自身、未経験かつC言語の単位を落として留年しかけたような奴ですが、今ではエンジニアとして人並み以上には稼ぐことができています。
今回はそんな駆け出しエンジニアに向けて、私が1年目に実際に行っていた内容をベースにアドバイスをさせていただきます。
個人的に、後輩や年下に一方的にあれこれ助言を口にするのは老害っぽくて好きではないので、独り言程度に流し読みしてもらって結構です。
1.新人は最初の1年で核となるスキルを身につける
最初の1年で「○○さんといえば、コレだよね」と言われる、あなたの代名詞となるようなスキルを身につけましょう。
2年目以降は、この核となるスキルを軸足にして付随する技術領域を身につけていくので、スキルが何かによって、あなたのエンジニア人生が大きく変わります。
また、核となるスキルについてはPython、Go、TypeScriptのような大きな枠でも、AWS LamdaやAzure Functionsといったクラウドサービスの特定のリソースのような狭い領域でも構いません。
例えば、私を例にとると一年目はMicrosoft Azureでのインフラ開発PJTがスタートでした。その中でも、Azure Virtual Desktop(AVD)というサービスを扱う案件に参画しました。
AVDはMicrosoft Azureで展開されるVDIサービスです。コロナ禍の影響で、リモートワークが最も盛り上がっていた時期でした。
「案件数はめちゃくちゃ多い、けど人手が足りなさすぎて対応できる人が少ない。
なら、私ができるようになればAVDができる人と認知されるのでは…?」
こう考えた私は、AVDの案件に片っ端から参画しました。私の予想は的中し「サタンさんならAVDできるから、この案件も大丈夫だよね?」と上司や先輩から認知されるようになりました。
2. ロールモデルとなる先輩エンジニアを見つける
「この人みたいになりたい!!」
そう思える、理想の先輩エンジニアを、あなたが所属する部署や現場で見つけましょう。見つけ方は「あなた自身の直観に従う」ことです。「あっ、この人!!!」とピンとくる人があなたの目指したいエンジニアです。
ロールモデルになる先輩エンジニアを見つけたら、一歩でも近づくために仕事ぶりをその目に焼き付ける必要があります。
ですが、いきなり同じPJTに入れるというミラクルを引き当てられることは稀です。
ですので、まずは接点を作りましょう。その人主催の勉強会に参加する、休憩時間に仕事の質問をする、etc。きっかけは何でもいいので、ウザがられない範囲でその人に認知されましょう。
認知されることで、同じPJTで仕事をする機会を作ります。核となるスキルを身につけつつ、顔を覚えてもらうことで「そういえばアイツ○○やってたな、このタスク任せてみるか。」というチャンスが訪れます。
3. 休日はゆるく勉強する
「エンジニアって土日も勉強しないといけないんですよね?」
半分正解で、半分間違いです。土日に勉強しているエンジニアはいますが、勉強自体は必須ではありません。ちなみに私は気が向いたときに、技術書やDocsを読んだり、ソースコードをちょっと書いたりする程度です。
個人的に、1年目は休日も勉強することをオススメします。ここでキーワードとなるのは「ゆるく」です。具体的には
- 公式Docsをちょっと読んでみる
- 気になるチュートリアルをひとつやってみる
- 1時間くらい資格学習を進める
- Discordなどのコミュニティの過去投稿を読み返してみる
「気楽に続けられるかな」程度の負荷であればOKです。学習は毎日の継続が命です。無理なく続けられる範囲で習慣づけましょう。
こうした地道な種まきが、年月を経て大きく実ります。焦らずに、できることから毎日取り組んでいきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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