はじめに
こんにちは!サッカー選手から転身して現在は、kintoneの導入支援に取り組んでいる よしき です!
最近、AI技術の進化に伴い業務効率化のためのツールが続々と登場していますね。その中でも、kintone開発を支援する「REQXIGN AI for kintone」のベータ版が2024年11月5日にリリースされました。
僕が所属しているノベルワークスが開発しているREQXIGNを早速試してみましたので、今回はその使用感や生成される議事録についてご紹介していきたいと思います!
REQXIGN AI for kintoneとは?
REQXIGN AI for kintoneは、kintone開発に特化したAIサービスで、要件定義、設計、kintoneアプリの作成、カスタマイズ実装までをアシストしてくれるサービス。
主な機能
- 議事録作成:打ち合わせの文字起こしデータから自動で要点を整理し構造化された議事録を作成 👈今回試す機能
- 要件定義支援:AIがユーザーの要件を分析し適切なシステム要件を提案
- 設計支援:システムの設計プロセスをAIがサポートし効率的な設計を実現
- kintoneアプリ作成支援:AIのサポートによりkintoneアプリの作成が容易になる
- カスタマイズ開発支援:AIがカスタマイズ開発を支援し開発効率を向上させる
こんな人に読んでほしい!
- 会議や打ち合わせの議事録作成に時間がかかっている方
- kintoneを活用して業務効率化を図りたい方
- AI技術を業務に取り入れてみたい方
- テレワークやリモート会議が増え、議事録やタスクの管理に課題を感じている方
実際に打ち合わせ文字起こし文章から議事録を出力してみた
1. 文字起こしの準備
REQXIGN AI for kintoneを利用するには、事前に文字起こしのテキストデータを用意しておきます。会議を録音し、その音声ファイルを文字起こしサービスでテキストにします。
2. 自動要約機能で議事録を作成
文字起こしされたデータをREQXIGNにアップロードします。すると、要点を整理した議事録が自動で生成されます。具体的には、以下のような形で出力されます。
例)自動生成された議事録
感想
すげぇ〜。正直、期待以上のクオリティで驚きました!
「システム開発に特化した議事録」という印象が強く、ただの要約ではなく、開発に必要な情報がしっかり整理されている点が素晴らしいです!
普通の議事録ならただ要約してくれればいい。しかし、この議事録は、システム開発ならではの観点が入っているように感じます。
特に良かったポイント
1.求められている機能がなにか
例えば、開発初期のミーティングで「こんな機能がほしい!」と盛り上がったものの、結局何が本当に必要なのか議論が散らかることってありますよね。
REQXIGNが自動で議事録を整理してくれることで、発言の中から本当に求められている機能要件を抜き出してくれる。開発の方向性がぶれにくくなると感じました!
2.決定事項の根拠
「この機能はリリース時には必要ない」「今回はシンプルな実装にして、後から拡張する」といった判断を会議で下すことはよくありますよね。でも、しばらく経つと「なんでこう決まったんだっけ?」と疑問に思うことも。
REQXIGNを通して議事録を作成してもらうと決定に至った発言を抽出して記録してくれるので「なぜこうなった?」の答えをすぐに確認できる。特に、関係者が多いプロジェクトでは、意思決定の背景が共有されているかどうかで開発のスムーズさが変わってきそうですね!
3.次回までの宿題はなにか
「前回までの宿題ってなんだっけ?」と打ち合わせ直前に大慌てすること、SEならよくありますよね。
このツールを使うと、誰がいつまでに何をするべきかが明確に整理されるので、「誰が何を担当していたか分からなくなった…」ということがなくなりそう!
まとめ
REQXIGN AI for kintoneの議事録作成機能を試してみて、開発の進行をだいぶ効率化できそうだなぁと感じました。
特に、会議の内容をただ記録するだけでなく、システム開発に必要な要件整理やタスクの明確化ができる点が非常に便利でした。
SEとしては、次回のミーティングまでにやるべきことが整理され、決定事項の根拠までしっかり残るのは本当に助かります。
「議事録を取るのが面倒…」「前回の決定事項を見返したい…」「タスク管理をもっと楽にしたい…」という方には、ぜひ試してみてほしいツールです!
今後は他の機能についても試していきたいと思います。
以上、REQXIGN AI for kintoneを触ってみたレポート議事録編でした!